岐阜県羽島市の医療機関で、日本脳炎のワクチンを接種に来た5歳の男の子に誤って新型コロナワクチンが接種されました。医師は続けて日本脳炎のワクチンも男の子に接種していました。

 今回のワクチンの誤接種には、3つのミスが重なりました。

 まず1つ目のミスは、日本脳炎のワクチン接種を打たなければならないところを、誤って新型コロナワクチンを接種したこと。

 2つ目のミスは、接種したコロナワクチンが12歳以上から使われる大人向けだったこと。

 3つ目のミスは、誤った接種と気付いた医師が、続けて「日本脳炎」のワクチンも接種したことです。

 今回の出来事について羽島市では、接種の間違いがあったことを医療機関に注意喚起するとともに、対策を徹底するよう呼び掛けました。

 羽島市が示している対策では、ワクチンの接種時に予診票に記載された接種対象者のフルネームと接種するワクチンを読み上げること。準備したワクチンが予診票に書かれているワクチンと同じか照らし合わせることなどとしています。

“二重のミス”こうして起きた…日本脳炎ワクチン打ちに来た5歳児に大人用コロナワクチン 直後に同時接種も