岐阜県関市の企業が、涼しくてしかも節電にもなる、ユニークなバッグを開発しました。

 7月に発売されたこのバッグは縦21cm、横39cmで『ファン』が搭載されていて、スイッチひとつで風が出てきます。

 バッグの中には、釣りやキャンプなどアウトドアでよく使われる保冷剤が入っていました。

【動画で見る】保冷剤入れて使うと冷たい風出てくる…ファン搭載の『クーラーバッグ』登場 フル充電で7時間以上使用可能

 冷たい風が出てくる「クーラーバッグ」となっています。

 キャンプや買い物に持っていけば、荷物を冷やしながら、冷たい風を浴びることもできます。また、自宅や車で冷房と併用すれば、より効率よく冷やせて電気代も節約できます。

 車の中で実験すると、保冷剤を入れてファンを回したところ15分でおよそ3℃下がりました。

 ファンの動力は充電バッテリー。フル充電で7時間以上回せて、電気代は1時間あたりわずか0.09円と、エアコンなどと比べかなりの省エネです。

 開発したのは岐阜県関市のクリメイト。抗菌・抗ウイルスのカトラリーケースや、ダウンジャケットなど布製品をメインに作っています。

 節電が叫ばれる中、買い物やキャンプから帰ったあと凍ったままの保冷剤をうまく使えないかと考え、3か月足らずで開発。クラウドファンディングで先行販売したところ、わずか1か月半で300個以上が売れたといいます。

「ポータブルクーラー冷風機バッグ」は1万2000円で、通販サイトの楽天市場から購入できます。