
1冊1万円で1万3000円分の買い物ができる名古屋市のプレミアム商品券について、市民ではない女性が架空の名義を使って285冊も買うなど、不正購入の事例が複数あったことがわかりました。
名古屋市は、不正が判明した以外にも不自然な事例があり調査を進めていますが、上位10件には共通点があります。
プレミアム商品券には紙版と電子版がありますが、こちらはすべて「紙版」だということです。

電子版は、申し込みをした人のスマートフォンに案内が送られ手続きをするので、1人で何件も申し込むことは難しいですが、紙は当選通知のハガキが届けば、それをもって本人確認としていました。
不正がわかった市外に住む女性は、市内の知人の住所を使い「○○(知人の名前)様方●●(=架空の名前)」という手口で、285冊ものプレミアム商品券を購入していました。

紙の場合、郵便局などで引き換えたり、コンビニで支払いをして郵送で受け取ることになりますが、この時に本人確認はありませんでした。