三重県の「なばなの里」のイルミネーションが22日から今年も始まります。21日午後、点灯式が行われました。

 三重県桑名市のなばなの里。なばなの里のイルミネーションの定番「光のトンネル」は、あたたかな色合いのLEDで彩られていて、長さは200メートルもあります。

 光のトンネルを抜けると見えてくるのが、メイン会場のイルミネーションです。高さ35メートル、8000平方メートルの広大な会場。今年のテーマは「天空の船」です。

【動画で見る】今年のテーマは“天空の船”…三重・なばなの里で22日からイルミネーション メイン会場は6つの情景次々に

 広大な会場に光の船が浮かび上がり、「生命」や「炎」などをテーマにした6つの情景が、約7分間にわたって次々と移り変わります。

 光の海のなかに浮かぶ大きな帆船は、前方部分で海が波打つ様子まで光で再現されていて、船が進んでいるように見えます。

 大海原を進んでいくと現れるのはクジラです。尾ひれをゆらゆらと揺らしています。

 そして、一面に炎の演出が浮かび上がり…。

 天空の船は「宇宙」に旅立ちます。虹色の光が彗星のように流れ、まるで宇宙旅行をしているような気分になれます。

 さらに壮大な演出の後、船の帆に浮かび上がってきたのは「的」です。

 この的に矢が刺さると…「七福神」が現れます。皆さんに幸せな気持ちになってほしいという思いが込められているといいます。

 このイルミネーションは地上からみても圧巻の美しさですが、地上45メートルの展望台から見ると、眼下に壮大な景色が広がります。

 色とりどりに光り輝くなばなの里が一望でき、メインエリアや光のトンネルだけでなく、水上に広がるイルミネーション「光の大河」も全景が望めます。

 なばなの里のイルミネーションは22日から始まり、23年5月31日まで行われています。