和食の職人だった男性が、愛知県岡崎市に2022年、おもちの専門店をオープンし、ふわふわもちもちのメニューが人気を呼んでいます。

 愛知県岡崎市に、おもちの専門店「おmochiや匠や」があります。

 あんこをたっぷりのせた物から、みたらし団子など約10種類のおもちを揃えています。

【動画で見る】元和食料理人が開いた『おもち専門店』看板メニューはあんこたっぷり“舟もち”

おmochiや匠やの矢田龍太郎店長:
「和食のお店と和のスイーツの融合として、一年中おいしいおもちが食べられたらなというので」

 矢田さんは和食店で17年腕を振るってきた料理人です。コロナ禍の中で、和食の分野でテイクアウトできるお店を考えた結果、おもちに目を付け、2022年にオープンしました。

 厨房には大きなもちつき機があります。1分間に120回もつける機械です。

矢田店長:
「熱いうちに速くつくことによって、ふわふわもちもちの食感になります」

 通常5分以上かかるもちつきを2分半に短縮することで、絶妙の食感を実現させるのです。

 もち米は甘みと香りが強い山形県産の「ヒメノモチ」を使っています。特殊な方法で炊くことで、時間が経っても固くなりにくいようにしています。その反面、つきたてはかなりトロトロです。

 これを別の機械に入れると、一口サイズとなって氷水の中へ。急速にしめることで、弾力がありつつ、硬くなりにくいおもちが完成しました。

 あんこは6時間ほど煮詰めた十勝産のあずきに、隠し味で醤油を加えます。さっぱりした甘さに仕上がるそうです。

 あんこの上におもち、さらに上にあんこを乗せれば、看板メニュー「舟もち」の完成です。

男性客:
「毎週来ています。もちもち、本当に食感がいいですよ」

女性客
「満足です。すごく美味しかったです。つきたてなだけあって、すごくやわらかくて」

 王道のきなこから、ずんだもち。さらに練乳をかけたメニューもあります。

矢田店長:
「おもちって節目節目で食べるようなイメージがあるんですけど、縁起のいいおもち、末永くみたいな商品なので、ぜひ食べていただきたいです」