22日から始まる世界フィギュアスケート選手権に、宇野昌磨選手が日本男子初の世界連覇を目指して出場します。

 22日開幕の世界フィギュアスケート選手権。23日の男子ショートに出場するのは、世界選手権連覇を狙う名古屋市出身の宇野昌磨選手です。

宇野選手:
「世界選手権に向けてこの3カ月ぐらいしっかり練習をしてきましたし、状態としても万全というか、やることをやってこられたかなっていうのは感じられている」

 今シーズンは、4回転ジャンプ5本の高難度のジャンプ構成。2022年12月の全日本選手権では圧巻の演技をみせるなど、4戦全勝とトップを走り続けています。

 宇野選手は2023年に入ってから、大会へ出場せず練習に専念してきました。

【動画で見る】日本男子初の連覇へ…世界フィギュア開幕 宇野昌磨「これまで以上の演技で結果を」高難度のジャンプ構成に

 この3カ月間で磨き上げていたのはジャンプ。世界屈指のジャンプ構成で挑むフリーは、4回転5本を含む合わせて7本です。

 中京大学で練習する宇野選手は、同じリンクの山本草太選手と共に世界選手権に出場します。

 二人の恩師・山田満知子コーチに聞きました。

山田コーチ:
「2人で一緒に滑っているんですけど、すごくお互いに…なんて言うのかな、片方が疲れていても、片方がすごい頑張ってるとなんか頑張らなきゃみたいな感じで、いい感じじゃないかなって見ていますけど」

 刺激しあいながら、日々の練習に取り組む宇野選手。磨き上げた演技で日本男子初の世界選手権連覇へ、23日からの戦いに挑みます。

宇野選手:
「世界選手権でしっかりこれまで通り、これまで以上の演技をして結果を残したら、シーズン最初に言っていた『偶然1位になった』のではなく、ちゃんと『世界のトップ』って言い切れる選手に、結果も伴った選手になるんじゃないかなとは思います」