
三重県津市の「千寿(せんじゅ)」は、天むす発祥の店といわれています。見た目にもこだわった天むすは、3代目に受け継がれています。
「名古屋名物」としてお馴染みの天むすですが、発祥は津市の「千寿」といわれています。

千寿の2代目:
「発祥はウチですね、それから名古屋に暖簾分けした店が名古屋です」
暖簾分けした先の名古屋で、天むすが地元グルメの一つに数えられることについて、2代目にわだかまりはありません。
仲村さん:
「うちはうち、他人は他人。小さいこと言うとったら、大きならん」
千寿の天むすは、中村さんの娘で3代目の福田尚美さんに受け継がれています。
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3代目の福田尚美さん:
「作り置きはあまりうちはしませんので、注文が入ってから握ります。外側だけで形を作ってふんわりといきますので」
千寿の天むすには、特徴があります。

天ぷらが中に入っていて、見た目にはわからないようになっています。

福田さん:
「うちの天むすは、天ぷらが中に入っています。外に出してないです。それは初代からそうなんです。初代はあまり見た目に良くないって言って、綺麗なおにぎりにしたかったらしく、中に綺麗に包んでから海苔を乗せましたね」

「天むす(5個)」(750円)
見た目にかわいいだけでなく、お米の甘さやエビの香りが一気に広がる天むすです。
2023年1月24日放送