2023年7月、東海道新幹線の車内放送で流れていたチャイムが変わり、話題となりました。電車にまつわる曲を調査すると、愛知県と岐阜県を繋ぐ「名古屋鉄道」の特急列車で使われている「ミュージックホーン」は、名古屋鉄道が協賛している競馬のレースで、ファンファーレにも使われていました。

■鳴らすタイミングは…名鉄特急の「ミュージックホーン」

 名鉄特急に搭載されている「ミュージックホーン」は1961年に誕生しました。

7000系「パノラマカー」が登場したとき、田んぼや畑の真ん中を走ることも多く、通過を知らせる目的で搭載されました。到着や出発など、どこで鳴らすというルールはありません。

【動画で見る】JRAのレースで専用ファンファーレも…名古屋鉄道の『ミュージックホーン』7000系パノラマカー登場時に搭載


■中京競馬場で行われる「名鉄杯」のファンファーレにも

 この「ミュージックホーン」は、愛知県豊明市の中京競馬場でも聴く機会があります。

実況:
「名鉄ブラスバンドによるファンファーレがまもなく鳴り響きます。大きな拍手とファンファーレが、青い空・白い雲に吸い込まれていきました」

ミュージックホーンが、競馬のファンファーレにアレンジされて演奏されています。

名古屋鉄道は「名鉄杯」というレースを協賛していて、その専用のファンファーレとして、ミュージックホーンが生演奏で競馬場に響き渡ります。

専用のファンファーレは、JRAでは「名鉄杯」と「宝塚記念」の2つだけです。新型コロナの影響で2023年7月に4年ぶりの生演奏となり、盛り上げをみせたということです。

2023年7月28日放送