26日のドラフト会議で中日ドラゴンズは、亜細亜大学の草加勝(くさか・しょう)投手を1位指名しました。立浪監督も「『新人王』は当然目指してやってもらいたい」と期待しています。

 中日ドラゴンズは亜細亜大学の草加勝投手をドラフト1位指名し、立浪監督がその日にうちに本人の元を電撃訪問。

立浪監督:
「こんばんは、初めまして」

 竜の未来を担う、将来のエースとがっちり握手しました。

 26日のドラフト会議では、草加投手は大学でチームメイトと一緒に、その時を待っていました。

 アイドルばりの名前のうちわを持った陽気なチームメイトをよそに、緊張した様子の草加投手でしたが、ロッテと競合になり、抽選の結果、中日が交渉権を獲得しました。

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 草加投手は最速153キロの本格派右腕、加えて精度の高い変化球を駆使したゲームメーク力が魅力です。2022年秋の東都大学リーグ戦では最優秀防御率0.29をマークすると、2023年の春には4度の完封勝利。ドラゴンズが欲しかった「先発完投型」の即戦力ピッチャーです。

Q.ドラゴンズからの指名は想像していた?

草加投手:
「まず僕が1位指名されると思っていなかったので、一番最初は驚きの方が大きかったです」

Q.ドラゴンズのイメージは?

草加投手:
「ファンの方に愛されている球団だなと思います」

 集まった報道陣に「これから名古屋でお世話になります」などと語った後、訪れた立浪監督と初めての対面を迎えました。指揮官も即戦力として1年目からの活躍を期待しています。

立浪監督:
「非常に性格はおとなしいんですけども、マウンドに立つと非常に気持ちが出るタイプのピッチャーと聞いていましたし。『新人王』は当然目指してやってもらいたいなと思います」

草加投手:
「ボールのキレとコントロールが売りですけど、投げる体力に関しては誰にも負けない自信があります。大野(雄大)さんはやっぱり尊敬しています。球が強いというのが1番です。見ていて惚れ惚れするようなピッチングをされているので。チームを代表する大黒柱になりたい」