名古屋鉄道などは、名古屋駅の店舗で荷物を預かり、中部国際空港で搭乗する飛行機に積み込む実証実験を行っています。もう、空港まで大きなスーツケースを持って行く必要がなくなるかもしれません。

 名古屋鉄道などが行う実証実験、その名も「手ぶら旅行」。空港に行く前に搭乗チェックインと荷物を預ける手続きを済ませ、あとは手ぶらで空港に向かうだけ、というものです。

 名古屋駅の「名鉄商店」で荷物を預けたら、回送列車に乗せて中部国際空港まで運び、搭乗する飛行機に積み込んでおいてくれます。

【動画で見る】回送列車で運び搭乗機まで…『手ぶら旅行』の実証実験 駅で荷物預けて手ぶらで空港へ 名鉄等が実用化目指す

 預けた荷物にはGPSが埋め込まれたタグが取り付けられ、スマートフォンから位置情報を確認できるといいます。

 チェックインと荷物の手続きが事前に完了することで、空港内での待ち時間と混雑の解消に加え、航空会社の人手不足の解消などにも繋がると期待されるこの「手ぶら旅行」。2024年開催予定の大阪万博までに実用化を目指しています。