三重県四日市市の森智広市長が、地元出身のお笑い芸人・ザブングル加藤さんとコンビを組み、「M−1グランプリ2025」に挑戦します。漫才界の頂点へ、異色のコンビ結成です。

■市長×お笑い芸人 「地元愛」でコンビ結成

 コンビを組むことが決まった森市長と、ザブングル加藤さんは6月20日、「初顔合わせ」をしました。そわそわした様子の森市長に、遅れてやってきたザブングル加藤さんも、見慣れないスーツにネクタイ姿で落ち着きがありません。

がっちりと握手を交わした2人は、2025年のM−1グランプリに異色のコンビで挑みます。

【動画で見る】異色コンビでM-1に出場…四日市市長とザブングル加藤さんが初顔合わせ ギャラはゼロで「悔しいです!」

森市長:
「コンビ名、発表します!」

ザブングル加藤さん:
「『三重県四日市』、まさかのどストレートでいきたいと思います」

わが町・四日市をアピールするため、2人はあえて地名をコンビ名に選びました。市の観光大使を務める加藤さんがイベントに出演した際に、2人が意気投合し、コンビ結成が実現しました。

■「市長がボケに」元M-1ファイナリストの戦略は?

 加藤さんはお笑いコンビ「ザブングル」として、2007年のM−1でファイナルに進出しています。どんなネタで挑むのか聞かれると…。

森市長:
「『悔しいです』『カッチカチ』待望されていると思うので」

ザブングル加藤さん:
「もはや『悔しいです』『カッチカチ』はM−1では通用しないです。僕の中で考えているのは、申し訳ないですけど市長にボケをやっていただいて、僕がツッコミかなと思っております。そういう想定です。僕がキレながらつっこむみたいな」

Q.ギャラは出ないそうですが?

ザブングル加藤さん:
「ギャラが出ないのは…悔しいです!」

まだまだ、やりとりもぎこちない“カッチカチ”の2人ですが、これからネタを作りこみ、「三重県四日市」の名を全国にとどろかせます。