人物紹介

1月31日(金)更新

山田 キヌヲさん(高島 香苗役)

――第3週で離婚や生まれたばかりの娘との別れを経て、司法修習に打ち込んでいることが描かれた香苗。自分に厳しい生き方をするこの役について、山田さんはどう思っているのでしょうか。

『自分自身の番人になろうとしたのかも』

 女の子が最初に思い描く夢って「お嫁さんになりたい」とか「お母さんになりたい」とかじゃないでしょうか。香苗は結婚して、子供を産み、温かな家庭を築き、良いお母さんになろうと1度はしたんですよね。でも結果、家庭や家族でなく、仕事に生きることを選びました。もちろん、世の中には仕事を抱えながら家事や子育てをしっかり両立させている方がたくさんいると思います。なぜ香苗が離婚して子供と別れてまで司法修習に打ち込んでいるのかといえば、法律家、それも検事という道を目指したからで。裁判官や検事が抱えている案件は量もぼう大で、仕事のハードさを考えると、家庭と仕事の両立という選択は、香苗になかったかもしれないですね。

 自分なりに検事のことを調べたんですけど、女性検事っていろんな面でとても大変だそうです。女性が社会で、しかも地位のある仕事に就き、キャリアを積むことの難しさ。それは仕事を持つ女性なら多かれ少なかれ感じていることだろうし、香苗の生き方に関していろいろな意見があるでしょうが、自分の夢を諦めず、前に向かって必死に歩んでいる彼女に共感してもらえたら、と思っています。

 香苗のセリフに「娘と暮らすことは、娘の幸せのため諦めます」というのがありましたが、別れた夫の再婚相手がすごく良い人で娘を可愛がってくれることも分かっているし、それに加え、香苗は自分の人生に責任を持ちたかったんだと思います。自分の思い通りにならなかったとき、「娘がいるから…」という考えが浮かぶことが嫌だったんじゃないか、と。そういう意味では責任感がとても強いし、法の番人になる前、まず己を律し、自分自身の番人になろうとした気がします。

『クールと思いきや、意外とおせっかい』

 家庭を犠牲にしてまで選んだ道ですから、法律家という仕事を通して香苗は、いろんな人の助けになりたい、幸せにつなげたい、不正を正したい、真実を明らかにしたい、と思っているはずです。役者という仕事も人のためになりたい、という部分では共通していますね。作り上げる作品で観る人をハッピーにしたいと思ったり、励ましたいと思ったり。私としては、観てくださる方の幸せと同時に、自分自身の幸せもおろそかにしたくないですけど(笑)。

 私は最初、香苗って仕事に生きるクールな女性かと思ったんです。でもそうではなく、すごく人間味のある人なんですよね。仕事への向き合い方が厳しいからクールに見えるかもしれませんが、人間っていろんな面がありますよね。人から冷たいと思われている人だって、雨の中で捨てられた子犬を見かけたら、可哀そうと思うでしょうから。香苗で印象的だったのが夏希さんがトラブルに巻き込まれ、住んでいたアパートを追い出されそうになったとき、部屋にいた男性を自分の彼氏ですととっさに言ったり、夏希さんに「うちに住みなさいよ」と言ったり。それも夏希さんとは出会ったばっかりでどんな人なのか分かっていない段階で、ですよ(笑)。意外とおせっかいなんですよね。

 仕事に対するスタンスと人への接し方に香苗は温度差がありますが、それが人間だと思います。私は香苗の多面的なところを演じる上で、その場にいる人との距離感を大切にしています。夏希さんのことを「この人、面白そう」と思えば積極的に近づき、他の仲間と一緒に暮らすようになってからは弟や妹のようにより親しみを込めて接して。どのシーンでも、香苗とその人の関係性はちゃんと頭に入れるよう心掛けています。

『法律ってドライじゃないと思います』

 これから香苗がどうなっていくのかまだ分かりませんが、共演者の方々と作品を作っていく中で、さらに香苗のいろんな面が描かれると思います。頂いた台本でどんな風に香苗として皆さんと接していけるか楽しみでもあります。今回は専門的な用語を多用しての長セリフも多いので、現場でも気が付くと役者同士で“自主練”をしていることがよくあります。

 第3週で児童相談所から娘を取り戻したい、というお母さんの話が出てきましたが、自分ならどうするだろう、と考えました。この作品は法律を扱っていますが、法律ってどうすれば人が幸せになれるか考える手立てであって、決してドライなものではないと思うんですね。私は法律って人間味のあるものだと思うし、ドラマでいろんな案件が登場するたび、自分自身の生活に照らし合わせ、身の回りにいる人や大切にしているものへの愛情について考えたりしています。

 撮影に入る前、法律について自分なりに調べもしました。スタッフさんにいただいた資料をノートにまとめ、(このドラマの法律監修を行っている)本村弁護士に事前にどんな本を読んでおけばいいか教えていただき、一通り読みました。もちろん、全部を覚えている訳ではありませんが、おぼろげにでも覚えておけば、法律に関するセリフでアドリブを求められたとき、どうにか対応できたりするんです。実は私、すごく気が小さいんです。だから事前にできることがあれば、できるだけしておきたくて。前にこの枠で「嵐がくれたもの」(’09)という作品に出演させていただきましたが、バーのママ役だったんです。あのときも何かしないと不安で、「カフェバーを経営するには」みたいな本を読んだりしました。

――最後に“モメ福”クエスチョン。山田さんが大切にしている言葉やモットーはありますか?

 私は宮崎出身ですけど、地元に「てげてげでいっちゃが」という言葉があります。“てげ”はveryとか超とかいう意味で、てげを二回繰り返すことで、「適当でいいんじゃない」という意味になるんです。私はすごい気が弱いので(笑)、何かあると自分を「大丈夫だよ」って励ましているんです。もう少し、楽に生きられたらいいなって思うんですけけど(笑)。

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  • 星 由里子さん(椎名 春江役)

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