来週の月曜日、3月11日の第46話ではタンス職人・丹波黒(樋浦勉)の、法子(太田在)をめぐる話が展開。この回で、二人と縁のある重幸を演じるのが内藤さんです。
以前に一度、特撮ドラマに本人役で出演したことはあるものの、「役」として演技をするのは初めてだという内藤さん。現場での様子や、撮影を終えてのコメントをご紹介します。
最初に登場する場面のリハーサル。監督からさっそく「今の演技良かったですよ。本番でも今の感じでお願いします」と言われた内藤さん。現場に入って早々、「(ボクシングの)リングに上がるより緊張する」と語っていましたが、監督に掛けられた言葉にほっとした笑顔を浮かべ、「頑張ります」と。
スタッフの方々が本番に向けて様々な準備をする間に、黙々とセリフの練習をしていましたが、太田さんがそれに気づき、すかさず一緒にセリフのやりとりを始めました。
本番は1回でOK。ボクシングの世界で頂点に立った方だけに、ここぞというときにはやはり強さを発揮!
次の場面でも内藤さんはマネージャーさん相手にスタジオの片隅でセリフを合わせ、セットに入ってからも何度も何度もセリフをつぶやいていたのでした。
撮影終盤になると、内藤さんもずいぶんとリラックスしたようで、スタッフさんにドラマの撮影について質問したり、本職の方が作ったタンスを前に、樋浦さんと家具の話をしたり。
二つめの場面で内藤さんは土下座をしていましたが、こちらのシーンでもセリフにつまることなく1回で撮影終了。撮影後、太田さんからも「今の演技、とっても素敵でした」と声をかけられていました。
すべての撮影が終わり、白石さんに「お疲れ様でした」と言われ、「いっぱいいっぱいでした」と返事をした内藤さんですが、振り返るとNGを1回も出していません。今回、“挑戦者”として俳優の仕事に臨まれていましたが、“王者”になる日も近い!?
――撮影終了後のコメント
「今回、セリフはそんなに多いわけじゃなかったけれど、もういっぱい、いっぱい(笑)。
最初、ドラマ出演の話を聞いたときは、ビックリしました! 自分でもすごいことが起きたなと(笑)。でも冷静になったらどんどん重圧がきちゃって。よくよく考えると、セリフを覚えて、演技をしなくちゃいけないわけだから。現場に来るまで “ドッキリ”じゃないかと思ってましたよ。さすがに撮影も全部終わったから、それはもうないだろうけど(笑)。
演技とボクシングを比べると、どちらが大変だろう…。どちらも難しいのは同じだけど、僕の得意分野は運動系だから、今の段階ではボクシングのほうが得意かな(笑)。
現場ではキャストの皆さんが非常に温かかったです。だから本格的な演技は初挑戦だったけれど、やりやすかったです。演技はまだまだですけど(笑)。
ただ、僕は負けず嫌いというか、出来ないことはない、と思っているんですよ。“何事もやれば出来る”の精神でいるので、これからも演技の機会をいただけるなら、挑戦する気持ちを持ち続けたいと思います。今度はそうだな…、ラブシーンをやりたい! ぜひお願いします(笑)」