
愛知県西尾市で11日から始まった自動運転の実証実験。今回はタクシー専用車両で駅前の市街地を走りました。
愛知県の大村知事が乗り込んだのは、大きなセンサーが屋根に設置された「ジャパンタクシー」。運転席に人はいても、ハンドルは触りません。
愛知県などが始めた、タクシー専用車両を使った自動運転の実証実験。コースは名鉄西尾駅のロータリーを出発しおよそ1キロ。車が行きかう市街地の幹線道路を、安全に走行できるか確認しました。
実際にこのタクシーに乗車しました。信号のある交差点に差し掛かり…。
(リポート)
「青に変わりましたが、直進の車を待っています」
そして信号が変わると…。
(リポート)
「スムーズに右折をしています」
交差点も難なくクリア。自動運転とは思えないほどスムーズに走行しています。
大村愛知県知事:
「(市街地を)何ら違和感なくスムーズに自動運転できたというのは、素晴らしいことだと思います。肌身で感じさせていただきました。実用化がどんどん近づいている」
今回は運転手が乗車しての自動運転でしたが、将来的には数多くの無人タクシーが遠隔監視で走行する仕組みも想定されていて、公共交通の担い手不足解消につながることが期待されています。