名古屋駅近くの繁華街で後をたたない客引き行為をやめるよう18日、住民らが注意を呼びかけました。

 18日夜、名古屋市中村区名駅3丁目の繁華街には、地元の住民や名古屋市の職員らおよそ50人が集まり「NO!客引き行為」と書かれたプラカードを掲げながら「客引き行為は条例違反です!」と呼びかけました。

 名古屋市は2018年10月から名古屋駅・栄・金山の3つの地区で居酒屋などへの客引き行為を禁止する条例を制定していますが、客引き行為が後を絶ちません。

 愛知県内では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、居酒屋などへの時短営業の要請が18日から始まったこともあり、名古屋市は見回りを強化したい考えです。

 名古屋市スポーツ市民局野田立主査は「新型コロナの影響で街中から客は減っているが、キャッチは減っていないという現状がある。地域と連携して継続的に活動を続けたい」と話していました。

 また、参加した新明学区区政協力委員会の伊藤義信委員長は「客引きが増えると街のイメージも悪くなる。最近はマスクをつけないキャッチの人たちもいて、せっかく飲みにきてくれた客も嫌な思いをしていることもある。月に1回住民たちで見回り活動をしているがこれからも強化してやっていきたい」と話していました。