三重県志摩市の水族館「志摩マリンランド」が3月で営業を休止します。

 志摩マリンランドを運営する近鉄レジャーサービスは29日、建物や設備の老朽化、また長年の営業赤字を理由に、今年3月いっぱいで志摩マリンランドの営業を休止すると発表しました。

 志摩マリンランドは1970年に開業。マンボウやペンギンなどおよそ500種類の海洋生物を展示し、ピーク時の1982年には年間40万人が訪れましたが、ここ5年ほどは10万人台に留まっていました。

鈴木三重県知事:
「コロナなどで来館者が増えない。事実上閉館に至ってしまうということは、大変残念なこと」

 運営会社によりますと、今後全国の水族館や動物園に飼育している生き物の受け入れを要請し、協議を進めていくということです。