刑務所から出所した人が再び犯罪を犯すことを防ぐため、出所者の雇用を検討する愛知県内の企業を対象にした相談会が開かれました。

 愛知県みよし市にある名古屋刑務所で開かれた相談会には、出所者の雇用を検討している愛知県内の企業7社が参加し、受け入れまでの流れなど制度の説明を受けました。

 相談会には実際に出所者を雇用している企業の社長も出席し、再犯の不安を抱える参加者に対し、「日頃からコミュニケーションを取り、出所者の小さな変化に気付くことが大切」などと、アドバイスしていました。

 相談会に参加した企業の担当者は、「犯罪を犯した人がもう一度犯罪を犯さないかって不安だった。何も知らなかったので、今日色んなことを知れたっていうのは大きいです。良い人とめぐり合いたい」と話していました。

 出所者などの就労支援をする国の機関「コレワーク中部」によりますと、再犯者のうち7割以上が無職だったということです。