新型コロナウイルスの影響で今年の開催中止が決まっていた三重県での国体について、一見知事は22日、6年後への延期も断念する方針を正式に示しました。

一見三重県知事:
「不本意でありますし、苦渋に満ちた決断ではありますが、延期の申請を見送るべきではないかと」

 一見知事は、22日午前の全員協議会でこのように述べ、「三重とこわか国体」と全国障害者スポーツ大会の「とこわか大会」について、6年後への延期も断念する方針を示し、議員に理解を求めました。

 国体をめぐっては、この秋の開催中止が決まり、県は延期を申請するかどうか協議を進めていましたが、県内の市や町から大会費用の県の負担割合を増やすよう求める意見などがあがっていました。