三重県では24日、新たに12人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、鈴鹿市や名張市などの20代から90代までの男女12人です。

 名張市の90代男性は県内にある介護福祉施設の入所者で、9月20日に施設で入所者などの健康チェックを担当していた職員の感染がわかり、接触者として検査を受けて、23日に陽性が判明しました。

 この施設での感染者はこれで4人になり、県はクラスターになる懸念もあるとして、検査で陰性が確認された施設の職員や入所者についても調査を続けています。

 名張市の20代女性2人は、すでにクラスターになっている伊賀市内の製造業の工場の従業員で、22日に発熱などの症状が出たため再検査をして、陽性になりました。このクラスターの感染者はこれで48人になりました。

 2人はいずれも自宅待機をしていたということで、県は外部に感染が広がる可能性はないとしていますが、一度陰性が確認されている他の従業員についても、健康観察を続けています。

 三重県の24日時点の病床使用率は23.9%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は、前日23日から8人減って118人になりました。