
日本サッカー界のレジェンドが三重にやってきます。キングカズこと三浦知良選手が、J1から数えて4部に当たるJFLの鈴鹿ポイントゲッターズに移籍することが決まりました。
90年代、熱狂的なブームを巻き起こしたJリーグ。そのスター選手と言えば「キングカズ」こと、レジェンド・三浦知良選手(54)。
代名詞の背番号11にちなみ、1月11日午前11時11分、JFL鈴鹿ポイントゲッターズに移籍すると発表がありました。
三浦選手が移籍する鈴鹿ポイントゲッターズは、J1から数えて4部にあたる「JFL」に所属。昨シーズンは4位で、J3参入まであと一歩まで迫っています。
三浦選手は現在54歳。昨シーズン所属していた横浜FCでは、リーグ戦最年長出場記録を更新したものの、シーズンを通して1試合わずか1分の出場にとどまりました。
試合に出場できる環境を求めてプロ37年目に選んだのが、実の兄・三浦泰年さんがGM兼監督を務める鈴鹿ポイントゲッターズでした。
11日午後、兄・泰年さんが取材に応じ、三浦選手の起用について語りました。
三浦泰年GM兼監督:
「勝利するために彼をどういうタイミングで使う時があるのか、当然頭(キックオフ)から行く時もあるだろうし、大事な時間帯、ポイントになる時間帯で使う時もあるだろうし。一緒にこうやって同じチームでやれる日が来たというのは、非常に僕自身もサッカー人として刺激にもなるし、協力し合って鈴鹿ポイントゲッターズの目標達成に向けて努力を一緒にしていければ」
鈴鹿ポイントゲッターズを巡っては、試合で負けるよう幹部が指示したという元役員の「告発」がSNSであったばかり。
ファン:
「(三浦選手の加入で)それを払拭できるくらい鈴鹿が盛り上がってくれればいいかなと。今シーズンがんばってもらって信頼を取り戻して、Jリーグに上がってほしいですね」
そして11日午後、三浦選手は横浜FCの公式ツイッターでサポーターに向けコメント。
三浦選手:
「鈴鹿の方に移籍することになりましたが、横浜FCでやっていたモチベーションだったり、やってきた情熱、気持ち、そういうものを持って向こう(鈴鹿)でも新たに頑張りたいと思います」
サッカー界のレジェンド・キングカズが、鈴鹿の地で再び輝くことができるのでしょうか。