名古屋市は、保護した犬や猫の飼い主探しなどについて、傘下にペット保険会社などを持つアニコムホールディングスと協定を結びました。

 市は、保護した犬や猫の「殺処分ゼロ」を目指す取り組みを進めていて、ふるさと納税で寄附を募ったりボランティアの協力を得たりして、犬については2016年から殺処分ゼロを継続しています。

 アニコムホールディングスと結んだ協定では、グループが運営する保護犬や保護猫のマッチングサイト「hugU(ハグー)」を活用した新たな飼い主探しや、譲渡会の会場提供などで協力を得ます。

 市の担当者は「協定により情報発信が強化されることで、保護した犬や猫の譲渡促進につながれば」と期待感を示しています。

 市によりますと、2020年度に保護した犬は115頭、猫は1120頭で、このうち犬は49頭、猫は848頭が譲渡されましたが、63頭の猫は病気やケガなどのため殺処分となりました。