日本女子体操界を引っ張ってきた寺本明日香選手が、21日の全日本選手権で現役最後の演技を見せました。

 寺本明日香選手(26)は愛知県小牧市出身で、21日の全日本選手権を最後に現役を退きました。小学1年のときに体操を始めた寺本選手の転機は、2012年に初めて出場したロンドン五輪でした。

 ケガで欠場した選手の代役として、その重圧をものともせず完璧な演技を魅せ、一躍ニューヒロインに。

 続く2016年のリオ五輪でも団体で4位入賞と、女子体操界を引っ張ってきました。

 しかし、東京五輪の前に左足を大ケガ。出場は叶いませんでした。

 そして26歳、引退を決意。

 体操人生の集大成は、最初の「床」を笑顔で演じ切ると、最後は「平均台」。たくさんの仲間と抱き合い、20年の体操人生に幕を下ろしました。

寺本明日香選手:
「こんなに楽しい試合初めてだなって思うくらい楽しかったです」