岐阜県岐阜市の南部にある小学校と中学校が通学路の一部を変更しました。特定抗争指定暴力団・山口組の分裂抗争への警戒とみられています。

 学校関係者によりますと6日、岐阜市南部の小中学校に岐阜市教育委員会を通じて「暴力団対策法に基づき警戒が必要なため、一部の通学路の通行を控えてほしい」と要請がありました。

 要請を受け、この小学校では関係する区画を通る通学路を変更するよう保護者にメールなどで連絡し、現在4分の1ほどの児童が迂回する通学路で登下校をしているということです。

 山口組の抗争をめぐっては、6月5日、神戸市にある神戸山口組の組長の自宅に銃弾が撃ち込まれ、岐阜市に住む六代目山口組の関係者とみられる男が銃刀法違反の疑いで逮捕されていました。