22日から参議院選挙の期日前投票が始まりました。名古屋市の中村区役所の投票所では、午前8時半から思いを込めた一票を投じる有権者の姿が見られました。

 投票率は、前回3年前の参院選の投票率は48.80%でしたが、10代に限ると32.28%、20代は30.96%と、若い世代は低調な結果です。若い世代の投票率アップに向け、飲食店などがある取り組みに参加しています。

 極厚牛タンにA5等級のカルビ。名古屋市中村区にある「焼肉の和民名駅店」。本格的な焼肉を、お肉全品429円というお値打ち価格で楽しむことができます。

 その「焼肉の和民」が始めたのが…。

ワタミ焼肉営業本部のエリアマネージャー:
「選挙割という形で、お好きな焼肉のメニューを、お客さまに選んでいただいたものをプレゼントさせていただく」

 投票後に発行される「投票済証」を見せると、割引などの特典を得られる「センキョ割」。お肉など全てのメニューから1品、もしくはドリンク1杯が無料でもらえ、お肉の種類は問われません。

 焼肉の和民の「センキョ割」は「センキョ学割」のため、学生証の提示も必要です。

ワタミ焼肉営業本部のエリアマネージャー:
「20代の方、大学生を中心として飲食されることも多いですし、新しい時代を作る若者たちを応援したい」

 このキャンペーンは、全国26店舗で投開票日の7月10日まで実施しています。

「若い人に投票に行って欲しい」という思いを込めた企業の取り組みに、若い世代の受け止めは…。

学生ら:
「気持ち的にも前向きにはなると思います」

「あったらあったで(投票に)行くんですけど、何もなくても行きます」

「あったとしてもめんどくさいと思っちゃって、あまり行こうとは思わないですね」

 若者の心はそれぞれのようです。

 参議院選挙の期日前投票は7月9日まで、一部の投票所を除き午前8時半から午後8時まで、投開票は7月10日です。