新型コロナで売上が減った企業に向けた「ゼロゼロ融資」で不正な手続きをした名古屋の中日信用金庫に、業務改善命令が出されました。

「ゼロゼロ融資」は、新型コロナの影響で売上が減った企業などを対象に、国が金利などを負担して金融機関が実質『無利子・無担保』で融資するものです。

 中日信用金庫はこの融資の申請を行う際、取引先企業の売上を実際より少なく書き換えるなどの不正な手続きをしていて、東海財務局は30日、中日信用金庫に業務改善命令を出しました。

 中日信用金庫は30日、不正件数が79件にのぼるとする調査結果を公表し、取材に対して「処分を厳粛に受け止め、深く反省いたします」とコメントしています。