東日本大震災から3月11日で12年となりました。東海3県でも、震災の犠牲者に祈りが捧げられました。

 名古屋市の鶴舞公園で午後1時から行われた追悼式には、東日本大震災の犠牲者を悼み、続々と訪れた人々が献花台にカーネーションを添えていました。

 そして地震が発生した時間の午後2時46分、東北地方の方角に向かって黙とうを捧げました。

参加者の男性:
「だいぶ復興してきた感じはするんですけど、完全には復興していない」

別の参加者の男性:
「妻が当時、東北にいて、連絡が取れなかった日が数日あったので、それを思い出す節目の日です」

 一方、「3.11」とかたどられた黄色い花を前に黙とうを捧げるのは、岐阜県高山市。

 被災地・岩手県大槌町から贈られた菜の花の種を市民が育て、実った種を大槌町に返し菜の花畑を作ろうという取り組みが今年も行われていました。

 今年は種の配布に加え、ペットボトルで作ったプランターに入れた花の苗も配られ、集まった市民が大切そうに受け取っていました。