激しい戦闘が続くアフリカ・スーダンに滞在する日本人を退避させるため、自衛隊の輸送機が愛知県の小牧基地を出発しました。

 航空自衛隊のC130輸送機は21日午後3時前、スーダンの東に位置するジブチに向けて小牧基地を飛び立ちました。

 退避の対象はスーダンに住む日本人およそ60人ですが、現地情勢の悪化から、自力で自衛隊機までたどり着くことが難しいことも想定されるため、陸路での輸送も検討されています。

 地雷などが爆発しても走り続けられる「ブッシュマスター」と呼ばれる輸送防護車などを派遣することも検討されているということです。

 自衛隊による日本人保護のための陸上輸送が実施されれば、初めてのケースとなります。

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