2023年上半期に押収された偽ブランド品などのコピー商品が、名古屋税関で8日に公開されました。

 2023年上半期に押収されたのは2022年とほぼ同じ6万1000点で、約9割が中国製でした。ネット通販だけでなく、海外のマーケットで売られていたものもあるといいます。

 2022年に比べ201倍と大幅に増えたのは意匠権の侵害、つまり商品の形やデザインを模倣した商品です。

 アップル社のAirPodsそっくりのワイヤレスイヤホンなど、見た目がそっくりな商品の押収が相次ぎました。ニセモノのバッグは、一見すると本物と見分けがつきませんが、縫い方が荒かったり、触ってみると本物の革ではないことが分かります。

 ほかにも、ヨガに使うストレッチ道具などの運動用具や、浄水器用カートリッジのニセモノも、2022年に比べて大幅に増加したということです。

 税関は、ネット通販などで限定品や価格が安すぎるブランド品を買う際は、十分気を付けるよう注意を呼びかけています。

【動画で見る】“AirPods”そっくりの商品も…上半期押収された偽ブランド品等公開 ほぼ前年並みの6万1千点 名古屋税関