2日夜遅くにフィリピン付近で発生した地震の影響で、愛知県田原市では10cmの津波が観測されました。

 2日午後11時37分頃、フィリピン付近でマグニチュード7.7の地震が発生し、愛知県や三重県の沿岸部で津波注意報が出されました。

 気象庁によると、2日午前6時46分に愛知県田原市で10cmの津波を観測、また三重県尾鷲市と熊野市で「微弱」の津波が観測されました。いずれも被害は確認されていません。

 この津波により避難指示が出され、三重県鳥羽市で14世帯22人が、大紀町で1世帯1人がそれぞれ一時避難したということです。

 津波注意報は3日午前9時に全て解除されましたが、気象庁は津波に伴う海面変動が今後も続く可能性が高く、海に入っての作業や釣りに留意するよう呼び掛けています。