名古屋ウィメンズマラソンが10日開かれ、岐阜県海津市出身の安藤友香選手が7年ぶりに自己ベストを更新し、初優勝に輝きました。

 パリオリンピック女子マラソン日本代表のラスト1枠をかけた最終選考レース・名古屋ウィメンズマラソン。内定には2時間18分59秒の日本記録の更新が絶対条件です。

 レースは序盤、岐阜県海津市出身の安藤友香選手(29)と愛知県豊橋市出身の鈴木亜由子選手(32)、そして名城大学卒業生の加世田梨花選手(25)と地元ゆかりの3人が先頭グループにつけます。

 中盤の折り返しで、安藤選手と加世田選手がペースを上げ、30km過ぎにレースが動きます。

 スパートをかけた安藤選手が日本人トップに躍り出ると、ゴールまで1kmを切った地点で先頭のチュンバ選手を抜き去り、自己ベストを7年ぶりに更新する2時間21分18秒でフィニッシュ。日本記録には及ばずパリオリンピックの代表は逃しましたが、名古屋ウィメンズマラソンで初優勝に輝きました。

安藤選手:
「パリは行けないんですけど、本当に優勝することができてよかったです。今日をスタートにまた頑張りたいと思います」

 鈴木選手も終盤に意地を見せる走りで、2時間21分33秒で自己ベストを更新し、加世田選手は4位でレースを終えました。