行方不明になっているウガンダの五輪代表選手は、名古屋駅で降りたとみられています。ウガンダと愛知県には「あるつながり」がありました。

 ウガンダ共和国はアフリカ東部に位置しています。人口4500万人ほど、面積は日本の本州とほぼ同じ広さです。

 入管の去年12月の調査では、日本に住むウガンダ人のうち、愛知県は149人で、千葉県に次ぐ全国で2番目に多い人数です。

 愛知に多い理由は、神戸大学大学院で東アフリカの研究が専門の梅屋潔教授に聞くと、「中古車産業」だといいます。

 ウガンダでは街中を走っている車のほとんどが日本車で、しかも「トヨタ車」の数が昔からとても多いといいます。

 ウガンダ国内では、愛知は「中古車市場が盛んな場所」としても有名で、ウガンダから愛知にやってきて中古車ビジネスで成功したという人もいるということです。

 こうした事情から、「日本車を安く買いたい」「中古車ビジネスで成功したい」という思いで愛知にやってくるウガンダ人が数多くいるとされています。

 梅屋教授によると、日本に来たウガンダ人には東京よりも愛知が人気だといいます。

新幹線を名古屋駅で下車か…行方不明のウガンダ代表選手 列車から降りて改札を出ていく姿が防犯カメラに

 今回行方をくらませているウガンダの選手とみられる人物が、名古屋駅の防犯カメラに姿が映っていたことがわかりました。

 愛知に友人や知人がいて、彼らを頼り訪れたのかもしれません。