感染拡大とともに急増する「自宅療養者」について、愛知県の第6波での推移をグラフにまとめました。

 12月28日は14人でした。1月7日に100人を超えてからみるみる急増し、25日に初めて2万人を超えました。

 26日は過去最多の2万2731人、たった1日でおよそ2700人増加しました。ちなみに第5波のピークは1万9178人でした。

 こうした状況から愛知県では、これまで自宅療養者に毎日実施していた健康観察について、26日から対応を変更しました。

 これまで全ての自宅療養者に原則10日間毎日行っていた健康観察を、重症化リスクのない人には、発症から「3回」に限定しています。

 さらに重症化の恐れがある人、クラスターの恐れがある保育施設関係者などを除き、濃厚接触者の調査はしないことになりました。感染した本人から、疑いのある人に連絡します。

 そして、濃厚接触者全員に保健所が実施していたPCR検査も対象を限定します。いずれも、ひっ迫する保健所の業務を重点化する狙いです。

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 従来の対応は「第5波」の時で原則継続していたので、いかに今の感染状況が厳しいものかということを表しています。