今回の能登半島地震では、名古屋市が石川県七尾市の支援を集中して担当することになりました。このような被災した市町村ごとに支援の担当を決めるやり方「カウンターパート方式」とも呼ばれています。

 名古屋市は、2011年の東日本大震災で岩手県陸前高田市を支援した際、住民サービスやライフラインの復旧など、現地の市役所の業務を「まるごと支援」しました。

 この名古屋の支援が全国的にも注目されました。熊本地震でも、九州などの県が担当の支援先を決めるなど「カウンターパート方式」で支援しています。

【動画で見る】名古屋市の“まるごと支援”が元祖か…被災地した市町村を支援する「カウンターパート方式」能登半島地震でも

 2018年から正式に国の制度となりました。今回の七尾市への支援も、国の調整で決まったもので、同じように愛知県が志賀町、岐阜県が中能登町、三重県が輪島市を担当し、継続的に支援をしていくということです。