東海テレビ・フジテレビ系全国ネット毎週土曜 よる11時40分〜

Special

INTERVIEW / 2020 AUG 12

相川宗一役 神保悟志さん インタビュー

オトナの土ドラ『13(サーティーン)』で主人公の相川百合亜の父親・相川宗一役を演じる神保悟志。娘の事件をきっかけに妻の麻美(板谷由夏)とは不仲になり、現在は会社の部下である女性と不倫別居中。しかし13年ぶりに戻ってきた百合亜のために良き父親ぶりをなんとか見せようとするが、先週の第2話では13年間で“大人”になった百合亜に不倫を問い詰められ、ぎくしゃくした気まずい空気に…。
実生活では愛妻家であり“良きパパ”として知られる神保とは真逆の配役に「嫌な役でした」と苦笑い。東海テレビの「昼ドラ」時代から数多くの作品に出演し、東海テレビのドラマには欠かせない俳優の一人である神保に、今作の印象や実生活の様子を聞いた。

「これ、大丈夫かな?」が、台本を読んだ正直な第一印象

台本を読んだ印象を教えてください。
繊細な内容で、読んだ時のインパクトもとても大きくて「これ、大丈夫かな?」と思ったのが正直な第一印象です。ただ、撮影が進んでいくうちにそれぞれのキャラクターが魅力的で、このドラマはいい感じに成立するという確信が見えてきました。現場の雰囲気も良く、エンターテイメントとしてとてもおもしろく仕上がっていると思います。
相川宗一役の印象、演じる上での難しさはありましたか?
不倫で妻とは別居中、外に女の人がいるなんて嫌な役ですよね。このご時世に困ったものです(苦笑)。ただ、娘のことになるととても心配しますし、そういう父親像もちゃんと演じられたと思います。娘たちからしたらとんでもない父親ですし、ここで父親としての義務を果たして行かなくてはいけないというものが彼の中でもあったと思います。とても人間らしい人だとは思いました。

桜庭さんはどこか支えてあげたい、守ってあげたい気持ちになる。

桜庭ななみさんとの共演は11年ぶりだそうですね。
『ふたつのスピカ』(NHK/2009年6月)というドラマでご一緒した以来、久しぶりでした。本当に演技が上手になられていて「とても良い娘さんになられた」と父親気分になりました。共演できて嬉しかったです。
共演されて、改めて思うことはありましたか?
彼女は人たらしです(笑)。どこか支えてあげたい、守ってあげたいという気持ちになります。そういう意味では主演らしい方だなと思います。

男ひとりの家庭、もう、気を使いまくりです(笑)。

実生活で大切にしていることはありますか?
僕にも娘が2人いて偶然にも相川家と家族構成が同じなんです。うちの場合はとにかくみんなで話をすることを心がけています。お互いに思っていることは、会話をしないと分かり合えない。僕より妻が主導で「会話をしましょう」という感じの家庭です。
父親として娘さんに気を使うところはありますか?
それはもう、気を使いまくりです(笑)。家庭に男ひとりですから、エチケットとして女性が3人いるという意識のもとにいつも生活しています。
もし続編があるとしたらどういうストーリーを演じたいですか?
僕はハッピーなお話が好きですが、何かの事件性がないとドラマになりにくいですよね(笑)。ただ、百合亜には幸せになってもらいたいので、続編では幸せになった百合亜を描いていただけるとホッとします。
視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
非常にデリケートな題材ですが、いろいろな人の立場、角度で観ると大変素晴らしい人間ドラマになっていると思います。全4話なので目を皿のようにして激しい展開を楽しんでいただけるととても嬉しいです。そして最後はどうなる?ハッピーエンドで終わるのでしょうか?最後までお楽しみください!