三千円の使いかた

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インタビュー

御厨美帆役 葵わかなさんインタビュー

ドラマや舞台など、幅広く活躍する葵わかな
2023年に挑むのは、自分と同じ「等身大の24歳」!

あさって1月7日(土)からスタートする「三千円の使いかた」。「貯蓄」や「節約」を切り口に人生や家族のあり方を考える、今までにないホーム“マネー”ドラマだ。原作は原田ひ香さんによる人気小説。そこに描かれている親子三代の女性それぞれの悩みに共感が集まり、累計 76万3千部突破(2022年12月2日現在)、2022年・年間1位のベストセラーとなっている。主人公である 御厨(みくりや)家の次女、美帆を演じるのはドラマ、映画、舞台と活躍の幅を広げる葵わかな。
「私と同年齢の美帆の行動や考えには、共感できることばかり」と語る彼女に、ドラマに対する意気込みを聞いてみた。

24歳は将来について考え始める、まさに適齢期

オファーを受けたときの感想を教えて下さい
最初にタイトルを聞いて、「どんなドラマなんだろう?」と、とても興味が湧きました。そのあと原作も台本も読ませていただいたんですけれど、すごくリアルだなと思いました。
私が演じる御厨美帆は実際の私と同じ年齢で、人生や将来についてまだ何も考えていないような女の子。 同世代の友達と話していても、「24歳って、実際にこんな感じだよね」という共感しかありませんでした。
そして美帆はある決断をして、徐々に成長していくのですが、その階段の上り方も非常にリアルだと思います。24 歳という年齢は将来について考え始 める、まさに適齢期。ここから美帆がどのような人生を歩んでいくのか、本当に続きが気になる台本でした。
御厨美帆を演じる上で、心がけていることは?
美帆はまだ将来についてあまり考えていないキャラクターですが、同時に素直に喜んだり悲しんだり、頑張ることを恥ずかしいなんて思わない、ピュアな部分のある女の子。
私はどちらかというとしっかりして見られることが多いので、あまりそう見えないよう演じています。気合いを入れすぎず、ナチュラルに...。同年代の役でもあるし、作り込むよりも、「素の24歳の私」が出せたらいいです。そういう意味では気負わずに、敢えて肩の力を抜かなきゃいけないなと思います。

○○○○を買おうかどうしようか、ずっと悩んでいます…

今回のドラマは家族のさまざまなお話に、お金が関わってきますね。
普段友達と話していても、お金のことはもちろん将来についてなんて、まだ話題にも出てこないんですが、自分だってどこかのタイミングで将来設計や貯蓄についてきちんと考え始めるんだろうなと、台本を読みながら感じました。ホームドラマですから殺人事件みたいな衝撃的な展開はありませんが、たとえば母親が熟年離婚で思い悩んだりしたら、家族にとっての大事件ですよね。そしてそこにもお金が関わってくる...。母親だけでなく、親子三世代がさまざまな悩みを乗り越えていくので、誰もが自分に置き換えて楽しむことのできるドラマだと思います。
葵さんご自身は、お金とはどのように付き合っていますか?
貯金に関しては特に目標はなく、とりあえず貯めているというタイプです。最近断捨離もして、 今は物を買う際も本当に必要かどうかを自分に問い直してから買っています。
先日も誕生日にいただいたボディクリームがとても良くて、でもちょっと高いんですね。もちろん買えないわけではないのですが、普段使いには贅沢すぎるような気がして...。それ以来、「自分にとって最適なボディクリームって、どれくらいの物なんだろう?」と、ずっと考えています(笑)。 ただ、そうしたバランス感覚はお金を貯めたり使ったりする際に、とても大切なんだろうなと感じています。

美帆と家族の決断を、応援してもらえるような物語に!

撮影現場はどんな雰囲気ですか?
御厨家を中心としたストーリーなので 家族揃ってのシーンが多いのですが、撮影をしていてもほっこりするというか、「本当にこういう家族がいるんじゃないだろうか」、「別の世界では、自分はこの人たちと本当の家族なんじゃないだろうか」と思えるほど、楽しく撮影させてもらっています。
それと家族の中でいろいろな問題が起こるのですが、それに対しておばあちゃんである琴子だけが寛容で、大きな心でハグしてくれるんです。最高のおばあちゃんなんですが、琴子を演じられる中尾ミエさんが、まさにそんな方!大先輩ではあるのですが、「先輩感」をあまり感じさせないフランクさも素敵で、中尾さんが現れると現場が明るい雰囲気に包まれます。
第1話の見どころを教えてください。
物語の始まりでもあり、美帆の人生の始まりともいえる回です。ちょっと意外な演出もあるし、将来についてあまり考えていなかった美帆が、あるきっかけから変わり始めるというところが一番の見どころだと思います。そこも含めて、共感してくださる方が絶対いるのではないでしょうか。ここから物語がどう進んでいくのか、美帆の挑戦はもちろん、家族それぞれがいろいろな決断をすることになっていくので、応援していただけるような物語にするために頑張ります!