
インタビュー
沼田翔平役 葉山奨之さんインタビュー
誰の人生にも起きる「あるある」を描いたドラマ
最終話直前で待っている大ドンデン返しとは!?
81万3千部を突破したベストセラー小説が原作の土ドラ、「三千円の使いかた」。 前回、翔平(葉山奨之)からプロポーズされ、幸せの絶頂にいる美帆(葵わかな)。現実的な二人らしく、結婚や新生活にかかる費用の計算から始めるが、それさえも楽しい美帆と翔平だった。そんな二人の次なるイベントは「相手のご両親へのあいさつ」。だが翔平の実家を訪れた美帆は、御厨家とは 180 度異なる自由すぎる両親に衝撃を受けるのだった...。ドラマの中盤から登場し、物語 のキーパーソンとなる沼田翔平を演じているのは葉山奨之。映画や配信ドラマなど活躍の場を広げ注目を集める葉山に、今回のドラマの見どころや翔平という役について聞いてみた。
「ドラマに描かれない部分」を考えつつ、撮影に参加
- 翔平を演じる上で、心がけていることは?
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翔平は美帆と第4話のセミナーで出会い、第6話ではプロポーズするという、ドラマの中盤からの重要なキャラクターです。ただドラマの中心となるのは御厨家での出来事なので、翔平はそうしたストーリーの合間に登場しつつ、重要な役割を演じることになります。
今回の役で心がけているのは、そうした「ドラマで語られない時間」に、翔平が何を考えているのかを自分なりに整理して撮影に臨む、ということですね。その作業を行わないと、現場に入ってから「あれ?いま翔平はどんな感情だろう」と混乱してしまうので、「このシーンの前には、こんなことをしていたのではないか」ということを、台本にびっしりと書いています。

- ドラマの中では、美帆さんに的確なアドバイスをする役回りですよね。
- 翔平は美帆をしっかりと引っ張っていると思うけれど、僕はどちらかというと引っ張られるタイプ。「俺についてこい!」とか言ってみたいですが、ソワソワしちゃうんですよね。だから撮影現場 では翔平とは真逆で、葵さんに「ついていきます!」って感じです。葵さんとの共演は4年ぶりぐらいですが、現場全体を元気にしてくれる存在で、本当に頼もしいんです。
皆にお薦めしたい「365日貯金シート」
- ドラマの中に登場した印象的な貯蓄・節約方法は?
- 「いいアイデアだなぁ」と感動したのは、第5話で出てきた「365 日貯金シート」ですね。ドラマの中で紹介しているのは 僕、翔平なんですけど...。毎日少しずつ貯金していくだけで、1年間で6万6795円も貯められるっていう発想がすごいですよね。(土ドラ公式の)ホームページからもダウンロードできるので、視聴者の皆さんも美帆や翔平と一緒に貯めてほしいと思います。

【365日貯金シートの使いかた】
毎日好きな数字を選んで、同じ額を貯金します。
選んだマスには色を塗ったり、シールを貼ったり。
パズル感覚で貯金していくと、1年で6万6795円貯まります!
- ご自身ではどんな節約方法を行っていますか?
- 着なくなった洋服や使わなくなった物などは、買い取り専門のお店などに持っていって現金化しています。家に置いてあっても場所を取るだけですし、売ったお金で新しい洋服を買うことが多いですね。「これも一つのSDGsだ」って勝手に思いながら続けています(笑)。他にはマイボトルを携帯することを心がけて、外出先で飲み物をなるべく買わないということかな。それと、この冬は暖房をなるべく使用せずに頑張っています!

「この状況で自分なら?」と考えながら見てほしい
- 第7話の見どころについて教えてください。
- 第6話の終わりで翔平が美帆にプロポーズをして、このまま結婚に向かって一直線!と思ったら、意外な落とし穴があって...、というのが第7話です。僕自身撮影をしていても翔平の感情の変化についていくのが大変でしたが、心地よい体感でしたね。ドラマ自体は1時間ですけれど、長編映画ぐらい内容の詰まった回になっていると思います。美帆と翔平がこれからどうなっていくのか、視聴者の皆さんも二人を応援しながら見てもらえると嬉しいです!

- 翔平さんのご両親が、なかなかインパクトがあるそうですね。
- そうなんですよ(笑)。もし自分の親があんな風だったら、彼女には対面前にしっかり説明すると思いますね。「ちょっと強烈かもしれないけど、大丈夫だから」みたいな感じで。翔平はそれを言わずにサラッと実家に招いているので、ある意味「覚悟ができている」のかもしれません。そのシーンも楽しみにしていてください。

- このシーンに限らず、今回のドラマには人生の中の「あるある」がたくさん描かれています。「この状況で、自分だったらどうするだろう?」と考えながら見てもらうと、より楽しんでいただけると思います。