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清美の成長と元気になるハンバーグ
料理監修・笠原将弘氏「料理は、思いやりが形になったもの」
今夜、最終回を迎える桜田ひより主演・ハートフル“グルメ”ドラマ『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜日23時40分)。一流料理店「和食おおそね」での試験結果について、「全然ダメでした…」と善次郎(渡部篤郎)に告げた清美(桜田ひより)。そんな彼女の右手には痛々しい包帯が…。清美に一体何が起きたのか?今夜、清美の行方を必ず見届けて欲しい。
そして「今宵の逸品」も今回が最後。ラストを飾るのは、ハンバーグ。定番中の定番ながら、東京・恵比寿「賛否両論」の笠原将弘氏によるひと工夫は、鉄人ならではのセンスが光る。笠原氏からは、最終回にあたり「今回、『あたりのキッチン!』の料理監修を担当させてもらい、シンプルな料理こそ、1つ1つの手順が重要になることに、改めて気付かされました。そして料理は食べる人のことを考えて作る、まさに思いやりがかたちになったものなんですね。本当にありがとうございました」とのコメントが寄せられた。
第11膳 ラストの逸品は… 誰もが元気になる 「食べ応えしっかりハンバーグ」

家庭料理の定番であり、洋食店の人気メニューでもあるハンバーグ。誰からも愛される「間違いのないメニュー」ながら、実際に作ってみると「肉汁が流れ出てしまってパサパサ」「肉々しいのはちょっと」など、美味しく作るには意外とハードルが高い。そんな悩みを、清美が解決!ハンバーグに込めた想いや食べる人のことを考えたひと手間は、放送で確認してほしい。
ポイント①

タネをこねる際は手早く!
ハンバーグのタネは、ひき肉の粒感がなくなるくらいまでこねることが大事だが、じっくり行うと手の熱で肉の脂が溶け出し、まとまりにくくなってしまう。ここは素早くこねるのがポイント。こねる前に手を冷水で冷やしたり、氷水の入った大きめのボウルを用意して肉ダネを入れたボウルを重ねるのも、温度が上がるのを防ぐことができるのでおススメだ。
ポイント②

生のタマネギを使うことで食べ応えアップ
肉ダネに加えるタマネギは、あらかじめ炒めておいたものを混ぜ込むのが一般的。だが生のままみじん切りにして加えると、食べ応えが出るのと同時に肉々しさが減り、胃にもたれない。また成形する際に手にサラダ油を塗ってハンバーグの表面を滑らかにすると、焼く際に肉汁が逃げにくいのでおススメだ。
笠原将弘のもうひと手間!
「肉汁溢れるハンバーグに仕上げるコツはいろいろありますが、パン粉よりも吸水率の高い焼き麩をおろして使う方法があります。焼く際は加熱しすぎず、最後は余熱で火を通すようにするのも肉汁が逃げないポイントなので、ぜひ試してみてください。胃にやさしく食べ応えを求めるなら、タネに豆腐を混ぜるのもありですね。またソースは、味噌やカレー、和風のあんかけ仕立てなども、目先がかわって楽しめます」

