司法修習生の椎名夏希(白石美帆)。きょうから弁護士事務所で修習が始まる。が、朝、マンションの自室で起きると、隣に見知らぬ男が寝ていた。ハッとする夏希だったが、うろ覚えに昨夜飲み屋で知り合った男だと思い出す。面倒になっては大変と、あの手この手で男を責め立て撃破する夏希だったが、それは夏希にとって人生最悪の厄日のはじまりに過ぎなかった……
遅刻しては大変と慌てて家を飛び出した夏希は、バス停でとあるオバサンとモメてしまう。割り込んでないのに割り込んだと言いがかりをつけ、時間がないのに逃げるなと手を引っ張る「迷惑オバサン」。まさかこのオバサンがこれから修習を受ける「S&K法律事務所」の所長・桂木さくら(中村玉緒)だとは夏希は知る由もなく、最後に捨て台詞を吐いてしまう。「お先に失礼します。迷惑オバサン」と。
さらに夏希の厄日は続く。結局遅刻してしまい、修習先で、すんでの所で追い返されそうになり、かつ最初の任務で弁護士会の重鎮・市川正道(伊東四朗)を怒らせてしまう始末。さらには、担当の指導弁護士があろうことか昨夜、一夜の過ちを犯してしまった男・久保田優作(山口馬木也)で……
所長のさくらに呼び出される夏希。そこで初めて「迷惑オバサン」がさくらだと分かり愕然とする。そんな夏希にさくらはニンマリ笑うと「意気のいいお嬢さんで頼もしいですな。これから楽しく、モメましょう」と言う。モメゴトは人を楽しく成長させるのだ、と。ぐふふ、と笑うさくらに、困惑の夏希。
前途多難な修習の始まり。ところが、厄日はこれで終わりではなかった。なんと、優作を家に連れ込んだことが原因でマンションを追い出されてしまったのだ。
所長のさくらには目をつけられ、指導弁護士の優作には変な色目を使われ、さらに家なき子にまでなってしまった夏希。果たして夏希はさくらの下、無事に修習を終えることが出来るのか!?