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本物の陶芸家も一目置く!? 宮崎の仕草はこうして生まれた!

2016.02.22

 陶芸家・宮崎真一役の斉藤陽一郎さんをはじめ、キャスト陣に陶芸の指導をしているのは、東京都杉並区で陶芸教室を営む戸沼太朗さん。ドラマの撮影が始まる前には、斉藤さん、春子役のほの花さんが戸沼さんの陶芸教室で、土の練り方、ろくろの挽き方などを特訓。撮影が始まってからも、スタジオでシーンごとに指導していただいています。

 なかでも“練り”はかなり難しいそうで、斉藤さんも、ほの花さんも最初は悪戦苦闘。それでも楽しみながら指導を受けた2人は、特訓が終わる頃にはなんとか形に。斉藤さんは、撮影に入ってからもスタジオの隅で戸沼さんの指導を受けながら練習をつまれたそうで、その手つきには戸沼さんも太鼓判!

「スランプに陥ったり、前向きになったりと波があるので、その時々に合わせた気持ちを表現するようにしています」と語る戸沼さん。“練り”ひとつとっても、台本をしっかり読みこんで、宮崎の気持ちを理解した上で指導されています。ちょっとした角度、手つき、表情、器を見る仕草など細かい部分にもこだわっているそうで、「陶芸家の方が見たら“おっ!”と思っていただけるのではないでしょうか」とのこと。ぜひ、注目して見てください!

 自然と触れ合うことが好きで、土を練る陶芸に惹かれたという戸沼さん。「年齢問わず、長く楽しんでいただける趣味。簡単にはできないし、なかなか思うようにはいかないので、終わりがない。そこが魅力なんですよね。長く続けて、やっといい物が1つ2つ出てくる。そういう待つ楽しみも日本人ならではのものですし、わびさびというのも日本人ならではの美的感覚です。陶芸は、日本を代表する趣味のひとつだと思います」と、陶芸の魅力を。

 ちなみに、宮崎が仕上がりに納得がいかない器を割るシーンの“割られるための器”を作ったのも実は戸沼さん。あのシーンを見て「ちょっと胸が痛いですけど(笑)、一瞬でもテレビに映ってうれしいです」とおっしゃっていました。