『セブンルール』  #189 「御前酒」杜氏・辻󠄀麻衣子

 

『セブンルール』

放送日:3月9日(火)23:00~

カテゴリー:バラエティ・音楽

<見出し>
200年以上の歴史を持つ岡山県の老舗酒蔵「御前酒蔵元 辻󠄀本店」で、酒造りの全責任を担う杜氏(とうじ)・辻󠄀麻衣子。20代で女人禁制の慣習が残る世界に飛び込み、29歳で県内初の女性杜氏に。世間の冷たい目と闘いながら新たな挑戦を続け、全国新酒鑑評会で金賞を獲得した伝統の銘酒を受け継ぐ彼女の7つのルールに迫る。

<番組内容>
岡山県真庭市の勝山で、200年以上の歴史を持つ老舗酒蔵「辻󠄀本店」。ここで造られる「御前酒」は、全国新酒鑑評会で金賞を獲得した、岡山県が誇る銘酒として知られる。この酒蔵で「御前酒」を含む、酒造りの全責任を担う杜氏(とうじ)が、今回の主人公・辻󠄀麻衣子だ。

「辻󠄀本店」を経営する一族の長女として生まれた彼女。跡継ぎは弟に決まっていたが、子どもの頃から「御前酒のまいちゃん」と町の人に呼ばれ、歴史ある家業に息苦しさを感じていたという。元来、経営者一族は酒造りには関わらないのが習わしだったが、20歳になってお酒を飲み始めたのが転機となり、「杜氏や蔵人の生き生きと働く姿を見て、酒造りを一生の仕事にしたい」と思うようになった。当時、酒蔵は女人禁制とされていたが、先代の杜氏から届いた「なんでも教えてやるから帰って来ればいい」という手紙が、酒造りへの道を開いてくれたという。

先代から技術をたたきこまれた彼女が、跡を継いで杜氏となったのは29歳の時。県内初の女性杜氏の誕生だったが、酒造業界の目は冷たく、「味も変わって御前酒は終わりじゃな」と、うわさされたこともあった。それでも彼女は諦めず、御前酒の味を守り抜くために日々新たな挑戦を続ける。そして、酒造りの世界で女性が活躍できるように、子育てや家庭と両立できるように、女性ならではの視点でさまざまな工夫を凝らしている。

辻󠄀麻衣子が作る日本酒は、品評会で数々の金賞を受賞し、全国にも知られるようになった。女人禁制の世界に飛び込み、200年続く「御前酒」の味を受け継ぐ杜氏・辻󠄀麻衣子の7つのルールとは。

※「辻󠄀本店」と辻󠄀麻衣子の“辻󠄀”は、しんにょう1点です。