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あたりのキッチン!

『あたりのキッチン!』清美に清正、笠原さん!?
スポーツにぴったり 『水ギョーザ』 

いよいよ物語も終盤へ。桜田ひより主演のハートフル“グルメ”ドラマ『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜日23時40分)。

今夜放送の第8話では、清美(桜田ひより)が就職活動でプレゼンに挑戦すれば、清正(窪塚愛流)もサッカー部の試合で強豪校と対戦と、それぞれが新たなステージに進む。それに続けと役者に挑戦するのは、料理監修担当で「賛否両論」の笠原将弘氏!いったいどんな役で登場するのか?

今回は笠原氏のアイデアが活きる水ギョーザのレシピに加えて、撮影時のレポートやインタビューもお届けする!

第8膳 栄養満点で消化もいい「試合前の水ギョーザ」

「ギョーザの魅力は、やっぱりパリパリの皮だよね」という人にこそ食べてほしいのが水ギョーザ。茹でることで生まれる独特のもっちり感は、焼きギョーザとはひと味違う美味しさ。大事な試合を明日に控えた清正のため、あえて具が少なめの水ギョーザを作った清美。なぜ具が少ない方がいいのか? そもそも試合前に水ギョーザを作った清美の真意は? そんなことを考えると、ドラマをより一層楽しめるかも?

ポイント①

ギョーザの皮は、厚めのものをチョイス

ゆでる際に皮が破れやすい水ギョーザは、焼きギョーザよりも厚めの皮を選ぶといい。具を入れたらしっかりと閉じ、湯に入れる際もお玉で軽くひと混ぜすると、鍋の底にくっつかずにゆで上がる。ちなみにゆで上がりのタイミングは、皮にモチモチ感が出てきて、浮き上がってきたら食べ頃だ。

ポイント②

具はしっかり混ぜ、なめらかな食感に

今回のレシピでは豚肉も野菜も量が少なめだが、その分しっかりとした味にしたい。そこで具材と調味料を混ぜ込む際は、十分に粘りが出るまで混ぜるのがポイント。ねっとりとした粘りが出るところまで混ぜると具材に調味料の味が含まれ、ゆでた際の食感も良くなる。

笠原将弘のもうひと手間!

「水ギョーザを作る場合、具は焼きギョーザよりも野菜を多めに入れたほうが、美味しく仕上がると思います。その分あっさりとした味になるので、付けダレでいろいろ楽しんでみては? おススメは、ハチミツおろし酢(水気を絞った大根おろし100g、酢大さじ3、しょうゆ大さじ2、ハチミツ大さじ2、黒胡椒少々)と、梅みそダレ(種を取り除き包丁で叩いた梅干し5粒分、卵黄1個、みそ大さじ2、サラダ油大さじ1、砂糖小さじ2)というさっぱり味とこってり味の2種類。簡単なので、両方作って食べ比べてみるのもいいですね。ちなみに日本ではサイドメニューで頼むことの多いギョーザですが、中国では主菜になります。だからもし副菜を付けるなら、生野菜たっぷりのサラダや卵焼きなどが合うと思います」

笠原将弘 華麗なる転身!? まさかのアドリブに監督は…

おなじみの調理服ではなく、ジャケット姿で登場した笠原氏。演じるのは、「阿吽」に昼食を食べに来た客という役。清美(桜田ひより)が、笠原氏演じる客に唐揚げ定食を出すという設定で、出し終わった後、「確かにみんな(唐揚げが)好きだよね…」と独り言を呟く清美に、思わず客が「何か?」と声をかけるという流れだ。

「お客さん役の笠原将弘さんです!」とスタッフに紹介されると、「素人なんで、お手柔らかにお願いします」と、少し緊張した様子の笠原氏。それでもドライ(本番前に俳優陣とスタッフが、セリフや動きを確認する工程)を終えると、「おっ、これならイケるかも」と手応え(?)を掴んだようだった。

まさかのアドリブにスタッフもビックリ!

そしていよいよ本番。清美がリハーサル通りに料理を出して独り言を呟くと、「一個食べます?」と、まさかの台本にはないアドリブを入れた笠原氏。これにはセット裏でモニターを見つめていたスタッフ陣もビックリ。『ノンストップ!』(フジテレビ)で、毎回、設楽統と軽妙なトークを繰り広げている笠原氏ならではの“瞬発力”が発揮されたといえるかもしれない。

カットがかかった後、「いやぁ、思わず言っちゃいました」と照れる笠原氏に対して、「すごく自然で良かったんですけど、一応台本通りのバージョンもお願いできますか?」という監督の指示に現場は笑いに包まれた。その後、通常のバージョンも撮り「役者・笠原将弘」の仕事は無事終了。どのテイクが使われるのか、ぜひ放送で確認してほしい。

笠原将弘氏インタビュー

「できれば出演も」 まさか夢が叶うとは…

ドラマ初出演の感想を教えてください。
いやぁ、人生において大変貴重な経験をさせていただきました。料理監修のお話をいただいた時、「できたら料理人の役で出演したいなぁ…」みたいなことをポロッと言っていたのですが、まさか夢が叶うとは…。まぁ料理人の役ではなく、「阿吽」に昼食を食べに来た近所のIT会社の社長、という設定だそうです。

出てきた唐揚げが美味しくて 思わず台本にない台詞を…

本番ではいきなりアドリブを入れていましたね!
自分が客だったら、こんなこと言っちゃうかな」ということを、咄嗟に言ってしまいました。出てきた唐揚げが本当に美味しかったので、心の声が思わず漏れてしまった感じです。役を演じるということについて自分は素人。本業ではないからこそ、意外と伸び伸び演じられたのかもしれません。
ちなみに私の実家は焼き鳥屋だったので鶏料理が出てくる比率は高かったのですが、唐揚げに関しては何故かいつも甘酢がかかっていました。だから大人になるまで、それが当たり前だと思っていたんです。
もしまたオファーがあったら?
いやぁ、怖いですね(笑)。ハマってしまったらどうしよう。オファーがあったらやりたいですね。今後は料理人と俳優の二刀流ということで(笑)。それは冗談ですが、とても勉強になりました。これからの仕事にも活きると思います。もし何かの機会があったらぜひ「役者・笠原将弘」を呼んでください。

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