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interview

銀林嵐望役 大谷亮平さん

お見合いは今のところ、ノーかな

「結婚見合い抽選法」という法律に振り回される人々を通じ、「結婚は人間の義務なのか?」「人と向き合うことの大切さとは?」を問いかける、社会派ヒューマンドラマ『結婚相手は抽選で』。家柄も良く広告代理店のイケメンのモテ男、でもなぜか見合いに振られ続ける男、銀林嵐望役の大谷亮平さんにお話を伺いました。

嵐望は裏表がなく、ある意味、計算のできない普通の男では!?

撮影も進み、改めて銀林嵐望を演じての印象などを教えてください。
台本を読み、嵐望のキャラクターをある程度イメージしていたときには、空気を読まない発言や、相手を傷つけてしまうことを平気で言う人だと思っていました。でも撮影が進むにつれ、嵐望が自分の中に入ってきて思ったのは、嵐望の発言は正直すぎて、あまり悪く取られないかな!? とそのような気がしてきたんです。ただ、第1話で奈々(高梨臨)を振ったときには、もう少し言い方もあったかもしれないのに、嫌な男だなと思った方もいたかもしれませんね。実際、あのシーンはスタッフの女性陣の中でも賛否両論だったらしいですよ(苦笑)。完璧な男と思われている嵐望ですが、裏表がなく、ある意味、計算ができない判りやすい男ではないかと思っています。

野村くんにしか出せない、エネルギッシュなパワーを感じます。

野村周平さんの印象をお聞かせください。
とても元気な人というイメージです。若くてエネルギッシュで、いつも動きたがっている様子もあって、とてもパワーを持っている方だと感じました。僕はどちらかというと内に秘めている方のタイプなので、彼のいつでも飛び出していけるような感じは、彼にしか出せないパワーなんですかね。

結婚相手は、自分とペースが似ている人の方がいいのかも!?

大谷さんが結婚相手に求めるものは?
やっぱり居心地の良さが一番ではないでしょうか。一緒にいるときも楽しくて、そして僕は自分の時間が必ず欲しい人間なので、時には1人の時間にも理解してくれる人。もしかしたら、自分とペースが似ている人の方がいいのかもしれないです。
もし、きっかけがあればお見合いをしてみたいと思いますか?
今のところノーかな(笑)。やっぱり自分が最初に見つけた人、いいなと思った人でスタートしたいというのが理想です。

嵐望は、2人の女性のキャラクターを生かす役

今まで印象に残ったシーンを教えてください。
大きな会議室で撮影したお見合いのシーンがとても印象に残っています。最初はテレビのバラエティ番組で見るような、みんながワクワクしたり、ソワソワしたりする感じなのかなと思っていて。でもいざ撮影に入ると、政府が決めたという、あの静かで事務的な雰囲気を見て思ったんです。僕らは国に決められてお見合いをしている。今まさに、(法の)被害者の立ち位置にいるのでは? と。
視聴者の方へメッセージをお願いします。
お見合いが始まってから、みんなが一歩ずつ踏み出しています。嵐望は、奈々と好美(佐津川愛美)という2人のキャラクターを生かす人というイメージが僕の中ではあるので、あまり目立たず、色をつけずに演じていきたいと思います。でも、そんな嵐望にも後半の方にはドラマチックな展開もあるので、最後までぜひご覧いただけたらと思います。