トヨタの高級車・レクサスに新しい車種「ES」が登場しました。

 なんと「ES」、一部グレードのオプションで車に必ずあるはずの「ミラー」を無くすことができるんです。そのかわりに世界に先駆けて搭載された機能とは…?

 24日、お披露目された高級車・レクサスの新型車「ES」。名古屋市千種区のレクサスの販売店に行ってみると…。

(記者リポート)
「今日発表されたレクサスが早速展示されています。最大の特徴がこちら、ミラーがないんです」

 サイドミラーの場所に、何やら細長いものが。これはいったい…?

レクサス星が丘・小林正樹GM:
「デジタルアウターミラーというものを世界で初採用しました。ドアミラーレスにしております」

 なんと、ミラーがあった場所にカメラが!まさに「ミラーレス」の車、量産車では世界初の試みだということです。

 でも、ここで一つ気になることが。ミラーがなくてどうやって後方を確認するのか…?乗ってみると運転席の斜め前に5インチのモニターが。実際に座ってみると…。

(記者リポート)
「進行方向を見ながら、少し目線を変えるだけで後ろを映像で確認することができるようになりました」

 モニターは、ハンドルのすぐ隣にあるため、ミラーを覗きこむ必要もなく、目線をまっすぐに向けることが出来ます。

 これまで雨の日は、車のサイドガラスに水滴がついて、サイドミラーが見えにくくなることもありましたが…。カメラだとそんな心配もいりません。

 他にもウインカーを起動すると、モニターの映像視野が広くなり、死角になりやすい場所もウインカーの動きに合わせて広く見やすくしてくれます。この機能は、バックで駐車するときも有効です。

 また夜に暗い時も明るく見えるように画像処理され、見やすくなります。

レクサス星が丘・小林GM:
「車を買い替えるのであれば、より安全な車にしたいと。前方・後方の追突に関して安全性を高めてきましたが、これからは未然に事故を防ぐ」

「レクサスES」は24日から販売開始で、値段は580万円から。今回のミラーレス機能は、一番高いグレードの車種のみでオプション対応となります。