懐かしい“あの舞台”が一日限りの復活です。かつてのドラゴンズの聖地『ナゴヤ球場』で、来年3月7日、DeNAとのオープン戦が開かれることになりました。
1軍の試合が行われるのは、実に23年ぶりです。

星野仙一さん(1996年当時):
「さよなら。ナゴヤ球場!世界一のグラウンドだと思っております!またドームでお会いしましょう!ありがとう!」
1996年(平成8年)10月6日。ファンに惜しまれつつ、一軍最後の公式戦を終えたナゴヤ球場。あれから23年…。

(上山キャスター)
「このナゴヤ球場で来年3月1日限定で1軍の試合が行われるんですね。どんな盛り上がりになるのか楽しみです」
現在、ドラゴンズの練習場や2軍の試合会場として使われているナゴヤ球場。実は、オープン戦が行われる3月7日は、本拠地・ナゴヤドームが、ウィメンズマラソンの会場準備のため使用できません。
そこで、白羽の矢が立ったのが、かつての聖地でした。
ナゴヤ球場といえば…。
1974年(昭和49年)、巨人のV10を阻止し…。1977年(昭和52年)7月、亡くなった星野仙一さんの記念すべき100勝も。
Q100勝の感想は?
星野さん:
「100勝というのは区切りとしていつか来るだろうと思っていた。ありがとうございました」

(上山キャスター)
「屋外は日差しと風がすごく気持ちいいです。色あせたイスは当時のままです。ブルペンが近いので試合の迫力が間近で感じられます」
当時の面影がそのまま残る一方で、すっかり雰囲気が変わったところも…。
(上山キャスター)
「グラウンドに降りてきました。見渡してみると、外野席は撤去されていますね。そして以前はナイターも行われていたので、照明もあったんですけど、それも全部なくなっています」
内野のスタンドも縮小され、かつて3万5千人が入った観客席も、今回は4000人分程度に絞られる見通しです。
それでもファンからは期待の声が…
ファンの男性:
「楽しみだなと思いますね、これを機にナゴ球(ナゴヤ球場)でのオープン戦を増やしてもいいんじゃないかなと思いますね」
さらに選手からも…。

亀澤恭平選手:
「すごくいいことだと思いましたし、こっちの方がアットホームな感じがしますね」

一方、ナゴヤ球場の目の前にあるラーメン店「ラーメン専科 竜」では…。
「ラーメン専科 竜」の大将・吉田和雄さん:
「この近所が活性化してくるしね、楽しみなオープン戦じゃないですか」

この店で、12月から出している新メニュー「NEOラーメン」!。ドラフト1位の根尾昂選手が骨のある選手に育ってほしいと、大きな骨付きのスペアリブが2本入っています。
12月7日、ナゴヤ球場を訪れたその根尾選手は…。

根尾選手:
「素晴らしい環境でやらせてもらえるんだなと改めて感じました。早くここで野球がしたいなという思い」
23年ぶりに行われるナゴヤ球場での一軍戦。野武士軍団の想い出が蘇る一日になるかもしれません。