■450組から選ばれた幸運な9組が参加

 シンプルなデザインや低価格で多くのファンがいるIKEA。2月に“IKEA大好きファン”が大喜びのイベントが、愛知・長久手市の店舗で実現しました。閉店後のIKEAでのお泊りツアーです。

 2月のある金曜日、いつも通り閉店したイケア。

 しかし、店内にはIKEAの家具にベッドメイクをするお客さんの姿が…。実は特別に、ショールームの中に1泊するんです。

女性客:
「もともとIKEAが大好きで、すごい楽しみにしていたので舞い上がりそうです」

 長久手店で初めて開かれたこのイベント。450組の応募から選ばれた9組25人が参加しました。

 テーマは「快眠」。IKEAの商品を使って、ぐっすり眠る体験をしてもらうのが狙いです。

IKEA長久手 ピーター・ハイネル ストアマネージャー:
「日本は他国と比べて睡眠が足りていないという統計もあり、眠りについて考えるきっかけのひとつになればと思っておりました」

■閉店後のIKEAで待っていたのは…

 まずはディナー。睡眠の質を高めるというキャビアをのせた前菜に、メインディッシュは寝つきが良くなるという牛ほほ肉の煮込み。眠りに良い食材を使った快眠メニューです。

参加した女性客:
「お肉が柔らかくてすごいおいしい」

別の女性客:
「ぐっすり眠れそうです」

 食事が終わると、グループごとに寝室に案内。それぞれのメンバー構成に合わせた部屋が用意されました。

 新婚ホヤホヤの夫婦に用意されたのは、白を基調としたシンプルな部屋。

夫:「家に似てる」

妻「うん、似てる。家もこんな感じ(笑)」

 寝るときに使う枕や布団も店内にあるものから好きなものを選べますが、なんとすべてプレゼントされるんです!

■“消灯”後にも様々なイベント

 こうしてあっという間に夜11時、電気が消され、店内が静まり返ると…。アコースティックライブが開かれ、ムードを盛り上げます。

 そろそろ眠くなってきたころですが、まだまだイベントは続きます。

 始まったのはミッドナイトツアー。懐中電灯を手に向かったのは、子どもの遊び場「スモーランド」です。

 普段は買い物中に子供を預けるところで、大人は入ることはできませんが、この日はOK。大人が大きな靴に入ってはしゃいだりして、子供の空間を楽しみました。

女性客:「子どもになった気分です」

 こうしてIKEAファンには夢のような1日は終了。朝まで眠ります。

■“快眠プログラム”やいかに…IKEAで迎えた朝

 そして、翌朝6時…薄暗い店内を歩き回るのは、IKEAのキャラクター「ビョーン」くん。みんなを起こして回ります。

目を覚ました新婚夫婦の妻:
「バッチリバッチリ」

夫:「目覚めは良いと思います」

 快眠プログラムのおかげか、ぐっすり眠れたという参加者たち。

 モーニングヨガで体をスッキリさせて最後にはうれしいプレゼントがありました。お客さんの写真を載せたIKEAのカタログです。

新婚夫婦の妻:
「(IKEAは)イベントごとにめちゃくちゃ力をいれるなと思いました。めちゃくちゃ至れりつくせりみたいな」

夫婦と子供の3人で参加した男性客:
「スモーランドは、普段大人は入れないじゃないですか、あそこが一番楽しかったですね」

 参加者も大満足していました。

 ちなみにこのお泊り会は今後も開かれるのかをストアマネージャー聞くと、「まだ決まっていないが、お客さんの顔つきを見ると喜んでくださっていたので、ぜひまたやるべきだと思っています」と話しました。