■チーズとお茶を合わせるチーズティー

 中国や台湾で人気があり、2月には名古屋にもオープンした「チーズティー」のお店。『悪魔の飲み物』とも評されるこの新感覚のドリンク。その“悪魔ぶり”とは…?

 2月18日にオープンした名古屋市中区大須のチーズティー専門店「フォーチュナーティーボックス」。

 ある休日に取材に訪れると、雨にも関わらず、入店を待つ大勢の人が。いったいどこが『悪魔の飲み物』なのか、早速実際に飲んだ人の話を聞いてみると…。

女性客:
「めっちゃ美味しい、相性いい」

 お店に入ってメニューを見てみると、チーズを色んな国のお茶と合わせる飲み物のようですが、なかなかの組み合わせ…。

女性店員:
「合います。私も初めて飲む前はえーと思ったんですけど、合います」

■抗えない中毒性

 お店のイチオシのメニューは、スッキリとした味わいが特徴の中国茶「鉄観音」を使ったチーズティー。ポイントは、岩塩です。

 これをチーズクリームに加えることで、独特の「甘じょっぱい」味に仕上がるそうです。トロトロのチーズを鉄観音茶の上にたっぷり注いで完成。味を確かめてみると…?

(リポーター):
「甘じょっぱい、最初すごく甘いんですけど、そのあと塩のアクセントがあってすごくおいしいです」

 鉄観音の他にも抹茶や紅茶など8種類のティーが選べます。しかし、この一体どこに『悪魔』が潜んでいるのでしょうか?

 その答えはお客さんの感想にありました。

女性客:
「(カロリー)絶対高いよね、気にしないくらい美味しい」

別の女性客:
「くどくならないからずっと飲んでいられる。だからお腹に悪魔(笑)」

 甘いティーにたっぷりのチーズとカロリーが気になるけれど…ついつい飲んでしまう、“抗えない中毒性”が悪魔的ということだったのです。

■ブロガーに聞いた「美味しいチーズティーの作り方」

 そんなクセになるというチーズティーをネットで検索してみると、色んなレシピが!

 チーズティーの作り方を紹介している、愛知県一宮市のブロガーmamiさんに自宅での作り方を教えてもらいました。

 イチオシは紅茶を使ったチーズティー。用意するのは「紅茶」と「ホイップクリーム」、「クリームチーズ」、そして「岩塩」のたった4種類ととってもシンプル。

 クリームチーズを600Wのレンジで20秒温めて柔らかくしたら、ホイップクリームと混ぜていきますが、ここで一つ注意しなければならないことが…。

mamiさん:
「混ぜすぎると固まっちゃって、紅茶の上にのせた時に綺麗にのらないんです」

 混ぜすぎるとチーズとティーが綺麗に分かれなくなるので、ダマができないように適度に混ぜるのが重要とのこと。

 これに加えるのが先ほどのお店でも使っていた「岩塩」ですが、ここでもポイントがありました。

mamiさん:
「1つまみ…2つまみ。研究しまして、3つまみでもダメなんです。1つまみでもダメなんです。2つまみでお願いします」

 岩塩は2つまみがベスト!あとはチーズクリームを紅茶の上に乗せ、トントンとコップを叩いてチーズを平にしたら完成です。が…。

mamiさん:
「これだけでもいいんですけど…ちょっとおしゃれにしたいので、抹茶パウダーです!」

■手作りで重要なのは、やはり“ひと手間”

 ちょっとしたひと手間で見た目も味もワンランクアップ!調理時間たった5分の手作りチーズティーのお味は…?

(リポーター)
「これ絶妙!まろやかなチーズの甘みとちょっと苦みの部分が合わさってすごく美味しい」

mamiさん:
「いろんなもの、下(お茶)を変えていただければ、どんなものでもアレンジしていただけると思います」

 悪魔的な飲み物、でも美味しい!皆さんも1度試してみてはいかがでしょうか。