■思わずやってみたくなる…肉とアツアツのとろ~り

 最近、名古屋ではステーキだけでなく、新たな“肉メニュー”が続々と登場し、そのインパクトが話題となっています。

 今年2月に名古屋駅近くにオープンした、「韓国美料理チェゴチキン名駅4丁目店」。

 本場韓国の繁華街をイメージしたという店内は、連日女性で満席。さらに平日でも開店前に行列ができるほどの人気で、お客さんのお目当ては…。

10代の女性客:
「やってみたいし、食べてみたい。チーズすごいよね」

 チーズがすごい!という大人気のメニュー。鉄板の周りにぐるりと“フライドチキン”が一周。真ん中にはチーズの海!

 味付けされたフライドチキンをとろとろのチーズに絡めて食べる、インパクト大の肉料理『チーズチェゴチキン』。このお店のオリジナルメニューです。

 フライドチキンの味は、韓国風の甘辛いタレ「ヤンニョム」や「ハニーマスタード」、変わりダネの「コーンポタージュ」など、全24種類から4種類が選べます。

 そして、食べる前に目の前でアツアツのチーズを溶かして伸ばしてくれます。まさにSNS映え、チーズに絡めて豪快に食べる新たな肉料理です。

■肉を挟むのでなく、肉で挟むスタイル

 そして同じく、名古屋駅近くに2月にオープンした「THREE PLACE」。アメリカのホテルをイメージしたというおしゃれな店内です。

 オーブンでじっくり焼き上げたドイツ風のパンケーキに、イチゴやラズベリーがたっぷり乗ったスイーツがいただけますが、一番の名物は…?

THREE PLACE店長 服部さん:
「肉バーガーです」

 その名も『肉バーガー』、バンズがパンではなく、“お肉”。地元のみかわポークと知多牛の合挽肉300グラムを使ったハンバーグは、ボリュームたっぷり。何と高さ10センチ以上と迫力満点!

 さらに…。

店長の服部さん:
「これで終わりじゃないんですよ。パルミジャーノチーズです」

 登場したのは、「イタリアチーズの王様」といわれる、パルミジャーノチーズ。チーズで一気に真っ白にして、いただきます。

■ステーキ店で“ひつまぶし”

 そして最後は、名古屋めし「ひつまぶし」と肉がコラボです。名古屋市中区丸の内に店を構える「ひすい焼きステーキ八傳」。

 翡翠と呼ばれる、遠赤外線効果が高い石で焼くステーキが自慢で、余分な脂を落とし肉本来の味が楽しめる、2月から始めたランチメニューが話題になっています。

 フタを開けると…びっしり肉。敷き詰められているのは、うなぎではなく、“近江牛の赤身ステーキ”『ダイエットひつまぶし』という名のメニュー。

 そして、『ダイエットひつまぶし』のわけは、肉の下のご飯にありました。

八傳 料理長の中川さん:
「こんにゃく米でご用意させていただいております」

 ご飯の代わりに、乾燥させたこんにゃく芋から作った「こんにゃく米」を使用。糖質とカロリーが、通常の白米の半分にカットされています。

 お肉も脂身が少ない赤身を使ってヘルシーに。お客さんの評判も上々です。

40代の女性客:
「どうしてもお肉をこれだけいただくと、ご飯を減らしたりすることもあるんですけど、これだったら気にせずに、全部いただけそうかなと思います」

料理長の中川さん:
「お食事を召し上がっていただいて、健康になってもらいたいというのが私どものポリシーでもあるんですね」

 値段は3240円と「ごちそう値段」ですが、ぜいたくをするときにはよさそうです。

 名古屋の肉メニューはどんどん進化していました。