■入荷後すぐ売り切れる商品も
ここ数年、需要が高まっている「冷凍食品」。冷凍食品を通じて食文化の向上を進める「日本冷凍食品協会」のデータによると、生産量は2013年から増え始め、その後は横ばいが続いたものの、2017年には160万トンを記録しました。
2018年9月には無印良品が冷凍食品の販売を始め、発売されてからおよそ半年が経ちましたが、今でもSNSやメディアで話題になっています。一体どのような商品があるのか…、実際に購入して味や使い勝手を試してみました。
無印良品によりますと現在51品目あり、すべての商品に『化学調味料・合成着色料』を一切使っていないといいます。
その中で、特に話題になっているのが“韓国風のり巻き”の「キンパ」。
SNSでは『断面が写真映え』などと人気になっており、今でも入荷すればすぐに売り切れる人気商品です。
調理方法は電子レンジで加熱後、予熱で15分程置き、温度が均一になったところで完成!
こんな解凍方法もあるのだと驚きつつ実際に袋からあけてみると、海苔はしっとりしていますが、ベタつく感じもなく具もぎっしり入っていて、冷凍食品とは思えないクオリティ…。
今までにないのり巻きの冷凍食品という目新しさなどが人気の背景にありそうです。

■“世界の料理”も冷凍食品で楽しめる
ほかにも、キッシュ、リゾット、ビーフストロガノフなど、作るのには手間がかかりそうな料理もたくさん商品化されています。冷凍庫にストックしておけば、簡単に存在感のある料理が用意でき、困った時の味方になりそうです。
また、「こんなものも冷凍食品?」と思うような商品も…。サムゲタンにカスレ(フランス風牛肉の豆の煮込み)、パクテー(マレーシア風豚肉の煮込み)など世界の有名な料理や食品も気軽に楽しめます。

■“解凍術”や“アレンジ”も…各家庭ならではの料理に
冷凍食品というからには「解凍」しないと食べることができませんが、その解凍方法が実にたくさんあることに驚きました。
・電子レンジ
・湯せん
・オーブントースター
・冷蔵庫
・水
・自然解凍
と、一部を挙げてみただけでも方法は様々でしたが、例えば疲れて帰宅したときに「湯せんで解凍」するのは少々手間。しかし中には、自然解凍で食べられるお総菜などもありました。時間がないときには重宝しそうです。
また、それぞれの冷凍食品だけでも、もちろん楽しむことができますが、食パン×ビーフストロガノフ、キッシュ×とろけるチーズ…など、自分ならではのアレンジレシピを考えるのもよいかもしれません。

■冷凍食品の取扱店舗「年内に増やす方向」
こうした人気の中、4月には新たに「さばの味噌煮」や「サーモンのスモーク ブラックペッパー」など魚の商品が6種類追加。商品は一切れずつになっていて、“お一人様”や単身赴任の方など、食事のバランスが気になる方にもおすすめです。
ちなみに無印良品のどこの店舗でも販売されているわけではなく、4月の時点では、全国466店舗のうち、22店舗での販売(Café&Meal MUJI等も含む)。東海3県では、名古屋駅の名鉄百貨店と四日市駅の近鉄四日市の2店舗です。
すぐにでも試してみたいという方は、無印良品のHPから通販で購入することができます。
無印良品では冷凍食品の取り扱い販売店舗について、「年内に増やす方向で、商品に関しても皆様のお役に立てる商品を年内にはと検討しております」と話していて、今後販売店舗の拡大が期待されています。