■GWには空き巣対策を
ついにGW10連休に突入!
ところで連休前に「こうした連休中には『空き巣』の被害が増える」というニュースを見たり読んだりした方、いらっしゃるのではないでしょうか。
さて、そんな皆さんに伺います。被害に遭わないように、実際に対策をしましたか?
実はまだ…という皆さん、連休に入ったとはいえ、これから被害に遭わないようにするためには、今からでも遅くはありません!GWの空き巣対策をご紹介します。
愛知県では、GW期間中は空き巣など泥棒の被害が普段の1.7倍にもなるというデータも…。そこで愛知県警が地域のボランティアなどとタッグを組んで行っているのが「防犯診断」です。
住宅を回って空き巣などに狙われやすい箇所をチェックし、対策をアドバイスしていますが、やはりこの時期は特に対策が必要とのこと。
愛知県警 生活安全総務課 小野田弘樹警視:
「去年なんかですと、GW期間中はやっぱり被害が増えまして、一日あたり12件から13件、平均で侵入盗が発生しています」

■犯人に“時間をかけさせる”
去年1年間の住宅での被害が、2736件と全国ワーストの愛知県。特に注意が必要ということで、安城市の一戸建ての住宅が多いエリアを、警察官と防犯ボランティアの藤野さんと回ってチェックしました。
今回は80代の女性のお宅へ。さっそく空き巣対策としてチェックしたのは…。
安城市防犯ボランティア 藤野さん:
「インターホンは録画機能付きになっていますか?」
インターホンや玄関の鍵など家の入口まわり。まず1つ目のチェックポイントが「玄関の鍵がツーロック」かどうか。
警察官:
「ひとつ破られても時間をかけさせる、犯人に」
そう、鍵を2つにすることで玄関から侵入しようとする犯人に時間をかけさせることができます。
泥棒のおよそ7割が、侵入に5分かかると犯行を諦めるというデータもあります。

■泥棒の嫌がることをやろう
続いては建物の周り。ここでのチェック項目は隠れ場所がないかどうか。家の外から見えづらい箇所は泥棒にとって格好の隠れ場になります。
ボランティアの藤野さん:
「例えばこの茂みに隠れたら分からないというのがあるので、そんなことも気をつけていかなきゃならん」
さらに外でのポイントが、泥棒の「足場」になるものがないかどうか。
「(置かれている脚立)を使って…物置みたいなところないのかな。はしごにされちゃう」
また、エアコンの室外機も場所によっては、二階の窓への足場になるそうです。そうした場合は、移動の工事や登られた先に防犯機器を取り付けるなどの対策を。
ちなみに、家の周りで役立つアイテムというのが「防犯砂利」。一見、普通の砂利のように見えますが、音が鳴るので泥棒がいやがるのだそうです。
その他、建物周辺の対策で有効なのは、防犯カメラや、人が来ると点灯するライト。最近ではホームセンターなどで数千円からと手ごろな価格で買うことができます。

■侵入口となりやすい窓を守る
そして次のチェックポイントは「窓」。空き巣被害で最も多いのは窓ガラスを割って入る手口で、防犯ボランティアの藤野さんたちも念入りにチェックします。
藤野さん:
「ここのガラスもですね、普通のガラスみたいなんで焼き切ったらやられちゃうんで」
窓は割れにくくなっているかが重要です。
藤野さん:
「防犯フィルムみたいのを中に貼っていただいて」
役立つのが窓に貼る「フィルム」。ただし、種類にご注意を。防災用の「飛散防止フィルム」ではなく、耐久性の高い「防犯フィルム」を選ぶようにしてください。

■玄関も窓も“ツーロック”
また、窓にも2つ鍵を。
玄関ドアだけでなく窓にも補助錠をつけるなどしてツーロックにしましょう。忘れずに普段から2つともかける癖をつけることが重要です。
さらに有効的に使うために合わせて取り付けたいのが「防犯ステッカー」。
泥棒に窓を割られる前に「この家は対策しているぞ、侵入するのに面倒だぞ」と思わせて、早く諦めさせるのが狙い。泥棒には心理的なプレッシャーが有効で、十分効果があるそうです。
どちらもホームセンターなどで、500円ほどで購入でき、窓に貼り付けるだけなので、ぜひGWのこの機会に対策をしましょう!