昔懐かしい、町の中華屋さん、「町中華」が、いま人気を集めています。地元の人に聞いた東海3県の町の知る人ぞ知る「町中華」特集です。

 名古屋市東区の矢田エリアで、甘辛がたまらない担々麺を見つけました。

■ドラゴンズの“おひざ元”…ナゴヤドームがある矢田エリア

 名古屋市東区の矢田は、ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドームがあり、飲食店も多いエリアです。

 そのナゴヤドームの目と鼻の先にあるのが、昭和55年創業の「チャイニーズ キッチン ドラゴン」。

 もともとは先代の長谷川正行さんが、中川区のナゴヤ球場の側で創業。2代目の裕記さんがドラゴンズ魂と一緒に「のれん」をひきついだそうです。

 やはりドラゴンズファンが多く集まる店。

 店内には1988年(昭和63年)に優勝した時の懐かしいポスターが飾られていて、お客さんもドラゴンズカラーの人ばかり。

■シャキシャキの小松菜を使った青菜炒め

 まずはほとんどのお客さんが注文するという「青菜炒め」。ニンニクが効いていて、食欲をそそるメニューです。

 シャキシャキの小松菜は、ニンニクに醤油、さらにオイスターソースでコクをプラス!ピリッした辛さが絶妙。

■辛そ~うに見える担々麺…実は“甘辛” 店の看板メニュー「ドラキチらーめん」

 お店の一番のオススメは、お客さんの8割が注文するという看板メニューの担々麺、その名も「名物 ドラキチらーめん」。「ピリ辛味」の決め手、ラー油はもちろん手作り。

 ホロッホロの台湾ミンチにサッと入れて…隠し味にピーナッツバターを使って、まろやかな甘さを足して、完成です。

 見た目は辛そうに見えますが、ピーナッツバターを使うことで「甘辛」に仕上がっています。

 麺は中太麺で、先代のころから同じ製麺店でつくってもらっている「オリジナル麺」。長年愛されている逸品です。

 名古屋市東区の矢田エリアはプロ野球だけでなく、特別な担々麺も楽しむことができる町でした。

東海の人気“町中華”2

店名
チャイニーズ キッチン ドラゴン
住所
愛知県名古屋市東区矢田南3-5-8 竹中ビル 1F
電話番号
052-722-8080